IT業界のBtoCマーケ職完全ガイド|職種一覧・年収・キャリアパス
「マーケティング」という言葉を聞いたことある人は多いのではないでしょうか?
ただ、友達がマーケティングしてるんだよね、っと言っても、結局マーケティングって何?や思ってた業務と違う、などと感じる人は多いのではないでしょうか。
「マーケティング」という言葉がかなりさまざまなものを包み込んでおり、さまざまな分野に分けられており、スキルや知識もBtoBやBtoCによってかなり異なってきます。
今回は、そんな質問等を解説するために、マーケティング職の一覧と共に、各職種を徹底的に解説していきます。
このガイドでは、マーケターが実際にどんな仕事をしているのか、どんなポジションがあるのか、そしてIT業界でどうすればマーケティングの仕事に就けるのかを解説します。
このガイドは主にBtoCの視点でのマーケティング職を解説していきます。
順に、BtoBとBtoBtoCのマーケティング職一覧も公開するのでぜひチェックしてみてください。
BtoCマーケティングとは?
まずマーケティング職を解説する前に今回のBtoCからの視点のマーケティング職とは?
BtoCとは「Business to Consumer」の略で、企業が個人の消費者に向けて商品やサービスを提供するモデルのことです。
私たちが普段目にするブランドの多くは、このBtoCのカテゴリに属しています。たとえば、コカ・コーラ、ナイキ、アップルなどもその一つです。
このセクションでは、B2C領域で活躍している弊社のマーケティング採用のプロたち—— Graham Burt、Jordan SugimotoとAlexandra Chengへのインタビュー内容をもとに、企業がどのような人材を求めているのかを詳しく紹介します。
CMO (Chief Marketing Officer)
CMO(Chief Marketing Officer)とは?
BtoC企業におけるCMOは、企業のマーケティング戦略をけん引する最高責任者です。
単にマーケティング部門を管理するだけでなく、企業の成長とブランド価値向上の中心的存在となる職種です。
Grahamをはじめとする転職のプロの意見をもとに、CMOがどのような役割を担い、どんな資質が求められるのかを整理しました。
CMO(Chief Marketing Officer)の主な役割
CMO(チーフ・マーケティング・オフィス)の主な役割は大きく三つに分けれます。
グローバルなマーケティング戦略の設計と統括
CEOと連携し、企業全体の成長戦略とマーケティング活動を連動させる
(日本の場合)国内企業では本社に常駐、外資系では本社と連携しながら地域ごとに戦略を調整
CMO(Chief Marketing Officer)の業務内容|BtoCの場合
戦略の設計とリーダーシップ
長期的なビジネスゴールと整合したマーケティング戦略の立案
市場トレンドの先読みと機会の発掘
ブランド構築
グローバル視点とローカル市場への適応を両立したブランド戦略
一貫性のあるブランドメッセージの展開
売上・成長の推進
顧客獲得やリテンション施策の主導
営業・プロダクトチームとの連携による事業成果の最大化
チームマネジメント
マーケティングチームの育成と組織開発
採用、育成、評価プロセスの構築
イノベーションと施策の実行
最新の手法・テクノロジーを活用した施策の実行
部署内に「挑戦と改善」の文化を育てる
社内外の連携
他部門(営業・開発・財務など)との連携
メディアやパートナー企業、業界関係者との関係構築
数値を元にした決断力
分析ツールを活用したパフォーマンスモニタリングと改善
成果に基づいたPDCAの実施
予算管理
予算配分の設計とROIの最大化
支出・投資に対する承認と評価
顧客理解
地域・世代・属性ごとの消費者ニーズの把握
顧客体験(CX)を中心に据えた戦略設計
CMO(Chief Marketing Officer)のKPI
CMOは最高責任者でもあるので、様々なKPIをもとに評価されることが多いです。
全部ではないですが、多くの場合にCMOが評価される数値や目を付けるべき指標たちは以下の通りです。
売上成長率、ROI、ブランド認知度の拡大
新規顧客獲得数、リピート率、顧客LTV(生涯価値)
デジタル施策のエンゲージメント・コンバージョン率
プロダクトローンチ成功率、イノベーション導入件数
マーケティング部門の育成・離職率改善
ブランド評価やメディア露出量
アライアンスやコラボ施策の成果
CMOに求められる経験やスキル
MBAまたはマーケティング関連の修士号が望ましい
シニアマーケティング職の実務経験(10年以上が一般的)
チーム統括・育成のリーダーシップ
デジタル/ブランド両面に精通した戦略思考
高いコミュニケーション能力と対外折衝力
日本でのCMO(Chief Marketing Officer)の年収相場
米国:年収中央値 約350,000ドル、上限は500,000ドル超(Salary.com調べ)
日本国内:1,500万円〜2,500万円が目安(ブランド規模や外資系かどうかで変動あり)
FAQ|CMO(Chief Marketing Officer)に関するよくある質問
Q. 海外や国内のCMOはどのように異なりますか?
A. どの市場もその市場特有のニュアンスや消費者行動パターンがあるので、それを深く理解し「ローカライズ」する力が求められます。
Q. 他業界からIT業界のCMOに転職できますか?
A. 可能です。この場合、業界特有の知識を身につけ、デジタルスキルとスピード感への適応が鍵となります。
Q. デジタルマーケティングの知識はどのくらい重要ですか?
A. 非常に重要です。IT企業では、データ活用やオンライン戦略の巧拙が業績に直結してきます。特に、CMOは企業のマーケティングの最高責任者ですので、デジタルマーケティングだけでなくマーケティング全般の知識が重要です。
Q. 危機対応におけるCMOの役割とは?
A. 社会的信用を守る広報対応の中心となり、透明性と迅速性のある発信が求められます。
VP of Marketing
マーケティング副社長
VP of Marketing(マーケティング副社長)とは?
VP of Marketing は、CMOに次ぐマーケティング組織の中核的ポジションです。
日本語では「マーケティング部門副社長」「バイスプレジデント」と呼ばれることが多く、特定の地域(APACや日本市場など)における戦略の立案と実行を統括します。
この役職は、より実行力と現場感覚に近い視点を持ちながら、長期的なブランド戦略とビジネス成果の両方をバランス良く求められるポジションです。
マーケティングVPの主な役割
所属する地域・国のマーケティング戦略の策定と実行
グローバル方針との整合を図りながら、ローカルの特性に最適化
管理職の育成、チーム構築、部門のKPI達成
売上・ブランド認知・顧客獲得など、事業インパクトの最大化
マーケティングVPの業務内容|BtoCの場合
地域マーケティング戦略の構築
市場トレンドや消費者動向を調査し、地域特化の戦略を立案
グローバル方針と現地の消費者ニーズをブリッジする役割
チームマネジメント
複数名のマーケティングマネージャーやスペシャリストを統括
チームの目標設定・人材育成・パフォーマンス管理を行う
ブランド・キャンペーン統括
ローカルに最適化されたブランド戦略の立案と実行
各チャネル(SNS、広告、PR等)へのメッセージ展開を監督
予算と成果の管理
地域ごとのマーケティング予算を配分・管理
ROI(投資対効果)やKPIの定期レビューと最適化
社内外との調整・連携
営業・プロダクト・CS・人事など他部門との連携強化
パートナー企業や広告代理店との戦略的協業
マーケティングVPのKPI・評価指標|BtoCの場合
地域単位での売上成長率と新規顧客獲得数
ブランド認知度やシェアの向上
顧客獲得コスト(CAC)とLTV(生涯顧客価値)の最適化
デジタル施策のエンゲージメント・CVR
チームの成長(人材育成・満足度・離職率の改善)
マーケティングVPに求められる経験やスキル
マーケティング、経営、国際ビジネスなどの学位(MBA尚可)
マーケティング戦略の立案・実行経験(7〜10年以上)
複数地域やグローバル組織での経験があれば尚良し
チームマネジメント・リーダーシップ能力
データ分析と意思決定スキル
高いコミュニケーション能力と対人スキル
国内のマーケティングVPの年収相場
日本市場での想定年収:1,200万円〜2,000万円
外資系やグローバル企業ではさらに高額になることも
ボーナス・インセンティブや株式報酬を含む場合あり
FAQ|マーケティングVPに関するよくある質問
Q. CMOとVPの違いは?
A. CMOはグローバル全体のブランドビジョンと方向性を司り、VPは特定地域の現場に近い実行責任を担います。
Q. VPに求められるリーダーシップとは?
A. チームメンバーの成長を促すコーチング力、戦略を実行に落とし込む推進力、様々の部門巻き込み力が問われます。
Q. 海外拠点との連携は?
A. 英語でのレポーティングや、本社との定例会議など、グローバル連携も業務の大きな割合を占めることが多いです
Head of Marketing
マーケティング統括責任者
Head of Marketing(マーケティング統括責任者)とは?
Head of Marketing(別名:Marketing Director・マーケティングディレクター)は、1つの国・市場・事業部を任され、現場視点と戦略視点の両面でマーケティングをリードするマーケティング職です。
CMOやVPと比較して、より「手触り感のある実行」と「現地密着型の決断」が求められます。
たとえば、東京のIT企業でこのポジションに就く場合、そのブランドの顔として日本市場での存在感を確立する責任者ともなります。
これ等の職種、CMO、マーケティングVP、Head of Marketingなどの職種名は企業の仕組みや大きさによって異なるため、求人情報の業務内容などを確認する必要があります。海外支店や外資系などの企業はこういったポジションがあることが多いですが、国内のみの企業などの場合はどれか一つしかない場合もあります。
Head of Marketing(マーケティング責任者) の主な役割
マーケティング戦略の立案と日々の実行の両方を担う
事業部単位やローカル市場に最適化した活動の設計
チームビルディングやパートナー連携の中心的存在
社内での「ブランドの番人」としての役割
Head of Marketing(マーケティング責任者)の主な職務内容|BtoCの場合
戦略立案と実行
ローカル市場の特性や消費者行動を踏まえたキャンペーンを設計
ブランドの知名度を高め、成果に結びつける戦略を構築
ブランドの立ち上げ・確立
日本市場でのブランド認知の向上
競合との差別化を意識したポジショニングの策定
チームマネジメントとイノベーションの促進
マーケティングチームの指導と日々のマネジメント
広告運用、PR、SNS、イベントなどの各領域を監督
新たな施策を試み、継続的な改善文化を育てる
社内外コミュニケーション
他部署との関係者と調整や相談(営業、開発、CS、HRなど)
広告代理店・制作会社・メディア・インフルエンサーなどとの外部連携
データ活用・意思決定
キャンペーン結果の分析・改善提案
数値的根拠に基づいた予算配分・戦略見直し
イベントやプロモーションの実行
展示会、プレスイベント、タイアップなどのオフライン施策
ブランドとユーザーの直接的な接点づくり
Head of MarketingのKPI・評価指標|BtoCの場合
ブランド認知度の向上(SNSフォロワー、検索数、想起率など)
市場シェアの拡大と競合比較指標
売上成長率やリード獲得数の向上
マーケティング費用対効果(ROI)
顧客満足度(CSAT)やNPSスコアの改善
チームの定着率と育成状況
Head of Marketingに求められる経験・スキル
マーケティング/経営関連の修士号があれば尚可
ローカル市場でのマーケ戦略経験
複数チャネル(SNS、イベント、PR、デジタル)の知識
5年以上のチームマネジメント経験
予算管理、代理店ディレクション、パートナー交渉スキル
ビジネスレベルの日本語と英語(外資系では特に重視)
Head of Marketingの年収相場|BtoCの場合
一般的には 1,200万円〜1,500万円
外資・スタートアップ・新規立ち上げ案件では幅が広い
パフォーマンス連動のボーナスやストックオプション含むケースも
FAQ|Head of Marketingに関するよくある質問
Q. CMOやVPの違いは?
A. Head of Marketingはより実務寄りで、特定の国や事業部に深く入り込んで戦略と実行を一貫して担う立場です。
Q. マーケティングだけでなくブランディングも担当するのでしょうか?
A. はい、Head of Marketingとしてブランドの価値やイメージを現地でどのように構築し、発信するかが大きな責務の一つです。
Q. 外部パートナーとの関係構築は重要でしょうか?
A. 非常に重要です。PR会社、クリエイティブエージェンシー、メディアとの連携なしでは施策の成功はありません。
Marketing Manager
マーケティングマネージャー
マーケティングマネージャーとは?
マーケティングマネージャーは、現場の司令塔とも言えるポジションで、幅広い施策を自ら企画・実行しながら、プロジェクト全体を進めていく役割です。
大企業ではチームや代理店を管理する立場、小規模企業やスタートアップでは「何でも屋」として幅広い領域を担当することもあります。
BtoCテック業界においては、オンライン・オフラインを横断したマーケ施策の実行、KPI管理、チーム・ベンダーとの連携など、非常に実践的なスキルが問われます。
マーケティングマネージャーの主な役割
広告、SNS、イベント、PR、コンテンツなど多岐にわたる施策の管理
マーケティング予算の配分とKPIの設定・運用
社内関係者(営業・開発)や外部パートナー(代理店・メディア)との調整
チームメンバーや若手マーケターの育成
マーケティングマネージャーの主な業務内容|BtoCの場合
戦略とキャンペーンの企画・実行
ブランド施策、製品プロモーション、ユーザー獲得キャンペーンの設計
VTuber、アニメ、音楽などエンタメ分野でのクロスメディア企画
SNSや広告の運用とパフォーマンス最適化
デジタルマーケティング施策
SNS(X, Instagram, TikTokなど)の投稿・運用
Google広告、Meta広告、SEO/SEM対策
CRMやメールマーケティング(配信管理・効果測定)
パフォーマンスの可視化・改善
広告・SNS・メール等の効果測定と分析
Webアクセス解析(Google Analytics等)とレポート作成
成果をもとにしたPDCAサイクルの運用
代理店・外部ベンダーとの連携
クリエイティブ制作のディレクション(LP、バナー、動画など)
PR会社、広告代理店、メディアとのスケジュール調整と進行管理
チームと横断的な連携
プロダクト、営業、CSなど他部門との連携
グローバルチームとのブリッジ(特に外資系やHQとの連携)
マーケティングマネージャーのKPI
売上貢献(キャンペーン経由での売上、LTV、CVRなど)
リード数、獲得単価(CPA)、顧客獲得数(新規・復帰)
SNSエンゲージメント、フォロワー増加数、インプレッション
SEO順位、オーガニック流入、クリック率
プロジェクトの納期遵守率、外注予算内での運用
チーム満足度や社内アンケートでのフィードバック
マーケティングマネージャー求められるスキル・経験
マーケティング・ビジネス・広告領域の学位(学士以上)
テック・エンタメ・B2C領域での実務経験(3〜8年程度)
広告運用・SNS運用・CRM等の実務スキル
チームまたはプロジェクトのマネジメント経験
日本語:ネイティブまたはビジネスレベル
英語:読み書きができると有利(外資系やグローバル業務の場合)
日本のマーケティングマネージャー年収相場|B2C・IT業界
ジュニア層:300万〜500万円
中堅層(3〜5年):500万〜900万円
シニア・リーダー層:900万〜1,200万円
外資やエンタメ業界ではストックオプションや成果連動型報酬も
FAQ|マーケティングマネージャーに関するよくある質問
Q. ジェネラリスト的に幅広くやる?それとも特化する?
A. 会社規模によります。スタートアップでは1人でPR・広告・SNSを兼任、大手では分業制が進んでいます。
Q. マーケティング未経験から転職できる?
A. 小規模企業やベンチャーではポテンシャル採用の可能性もあり。特にSNS運用やデジタル広告の知識があると有利です。
Q. キャリアアップの道を?
A. Head of Marketing → VP of Marketing → CMOとステップアップ可能です。または専門性を磨き、Digital DirectorやBrand Leadなどへの進路もあります。
ブランドマーケティング
Brand Marketing
ブランドマーケティングとは?
ブランドマーケティングは、製品単体のプロモーションではなく、「ブランド全体の印象と価値をどう確立するか」 に注力するマーケティング手法です。
テック業界では、単なる機能や性能ではなく、ユーザーがブランドに対して抱く「印象」や「信頼」が選ばれる理由になります。
あなたがこのポジションに就くと、ブランドイメージの確立、長期的な信頼構築、ストーリーテリングなどを通じて、「このブランド、なんか良い」と思わせる役割を担います。
ブランドマーケティングの主な役割
ブランドの存在感・認知度・信頼性の構築と強化
製品やサービスに一貫した「らしさ」を与える
ユーザーとブランドの間に“感情的なつながり”を作る
長期的にブランド価値を高める戦略の設計と実行
ブランドマーケティング主な業務内容|BtoCの場合
ブランド戦略の立案と実行
ブランドミッション・ビジョン・バリューの言語化
対象ユーザーに響くブランドストーリーの設計
ロゴ・色・トーン・コピーなどの一貫性ある表現管理
クリエイティブディレクション
コンテンツ制作や広告キャンペーンの企画監修
グラフィックや動画制作のチームと連携してアウトプットを品質管理
デジタル&リアルでの接点強化
SNSやWebサイトでのブランド露出
展示会やイベントでのブランド体験設計
インフルエンサー施策やコミュニティ活性化のディレクション
競合分析・市場調査
顧客が何を“ブランドらしさ”として受け取っているか調査
他社ブランドとのポジショニング比較
社内・社外などでとブランドガイドラインの浸透を図る
営業・CS・採用担当など全社が一貫したトーンで顧客と接するための教育
ブランドマニュアルやコピーガイドの作成と運用
ブランドマーケティングのKPI・評価指標|BtoCの場合
ブランド想起率(認知→想起→選好→購入の上流に注目)
SNSでのブランド関連言及数(UGCの増加)
サーベイによるブランド好感度や信頼度
コンテンツ経由のエンゲージメントや間接的なCV
広告の認知単価(CPM)やリーチの質
長期的なLTV(ブランドが影響する継続率)
ブランドマーケティングに求められるスキル・経験
ブランド構築に関わる実務経験(3年以上が目安)
コンテンツ制作・ストーリーテリングの企画力
ビジュアル・コピー・トーンの一貫性を管理できる感性
社内外のクリエイティブとの協業力(ディレクション経験)
競合分析・マーケット調査スキル
日本語ネイティブ/英語での簡単なレポート能力(グローバル案件時)
ブランドマーケティングの年収相場|BtoCの場合
ジュニア/実務メンバー層:500万〜700万円
ミドル層(3〜5年経験):700万〜1,000万円
シニア/リードポジション:1,000万〜1,300万円以上
ブランドマネージャーやブランド責任者は外資系でさらに高水準も
FAQ|ブランドマーケティングに関するよくある質問
Q. ブランドマーケティングとプロダクトマーケティングの違いは?
A. ブランドは「会社そのものや製品群の印象を形づくる」ことに重点。プロダクトマーケは「具体的な製品の訴求や売上」に集中します。
Q. デザインスキルは必要ですか?
A. 実務で手を動かす必要はないケースが多いですが、デザインやコピーの「良し悪しを判断できる目」が重要です。
Q. ブランドって“ふわっとしてる”けど評価できるの?
A. はい。定性と定量を組み合わせて、認知・想起・信頼・購入意欲などのKPIを追っていきます。
PR・コミュニケーション
PR・コミュニケーションとは?
PR(パブリック・リレーションズ)およびMarComs(マーケティング・コミュニケーション)は、
企業と社会・メディア・顧客との“関係構築”を担う職種です。
単にプレスリリースを出すだけでなく、
会社やサービスの信頼・共感・話題性をつくるのがこのポジションの使命です。
テック業界では、新技術・新プロダクトをどうわかりやすく伝えるか、
どうやってメディアに興味を持ってもらうかが重要な課題となります。
PR・コミュニケーションの主な役割
メディアや世の中に向けた“顔”として、会社の情報発信を担う
ブランドイメージや企業評判のマネジメント
危機対応やネガティブ報道時の対応(クライシス・コミュニケーション)
PR施策とマーケティング施策をつなげて全体の一貫性を保つ
PRコミュニケーションの主な業務内容(B2C)
メディアとの関係性を構築
記者、ブロガー、インフルエンサーとのリレーション構築
プレスリリース配信、取材対応、メディア向けイベントの企画
掲載記事やメディア露出のクリッピング・分析
コンテンツ制作
ニュースレター、企業ブログ、SNS投稿、代表者スピーチ原稿の作成
ブランドトーンを守りながら、社会的に響くストーリーテリング
イベント・発表会の企画運営
製品発表、記者発表、カンファレンス等の現場ディレクション
タレントや著名人の起用を含めた“話題づくり”の設計
クライシス・コミュニケーション
トラブル・炎上時の迅速な情報整理と社外発信
経営陣・法務と連携しながら対応方針を判断
社内外との連携
マーケティング、プロダクト、CS、IR、HRなど社内各部署と連携
社外のPR代理店や広告会社のコントロール
PR・コミュニケーションのKPI・評価指標
メディア掲載件数と掲載品質(掲載媒体の格やポジティブ/ネガティブの内容)
インプレッション数、話題化指数(SNS言及数など)
リリース経由でのWeb流入数
イベント参加者数と満足度
ブランド好感度や信頼度のアンケートスコア
クライシス発生時の影響抑制度(拡散防止・復旧までの時間など)
PRコミュニケーションに求められるスキルや経験
PR・広報・メディア業界での実務経験(基本的には3年以上が目安)
メディアネットワークとの信頼関係やリサーチ力
ライティング能力(社内外の文書・コピーの品質に関与)
危機管理や炎上対応への理解
タフで冷静な対応力(緊急対応や突発的な調整力)
日本語ネイティブレベル/英語での報告・連携ができると尚可
PR・コミュニケーションの年収相場|BtoCの場合
ジュニア層(PRアシスタント等):400万〜600万円
中堅(PR担当・マネージャー):600万〜900万円
シニア(ディレクター・マネージャークラス):900万〜1,200万円
※エンタメ・ファッション・美容など感度が求められる領域は高水準傾向
※危機対応経験がある場合は+αで評価されやすい
FAQ|PR・コミュニケーションに関するよくある質問
Q. PRってマーケティングと何が違うの?
A. PRは「信頼の構築」が主目的で、直接的な売上KPIより「ブランドの評判」を重視します。マーケティングはCVやリード獲得が中心です。
Q. メディアとの関係づくりはどのように作るの?
A. プレス発表会に呼ぶ、情報提供する、日常的に信頼を積み重ねて「紹介したくなる」関係をつくることが基本です。
Q. 急なクライシス対応ってどうすれば?
A. 組織としての意思決定スピードと、一貫性のある誠実なメッセージが鍵です。準備が9割といわれています。
イベント・フィールドマーケティング
Event/Field Marketing
イベント・フィールドマーケティングとは?
イベントマーケティング(Event Marketing)とフィールドマーケティング(Field Marketing)は、ブランドと顧客がリアルに出会う場所をつくる仕事です。
SNSや広告のように「画面越し」ではなく、体験や直接対話を通じてブランドへの理解・好意・ファン化を促すのがこの役割です。
特に日本のB2C市場では、リアルイベントやポップアップ、展示会などを重視する企業も多く、デジタルとリアルの融合がますます求められています。
イベント・フィールドマーケティングの主な役割
ブランドの世界観を体験として表現する空間・企画づくり
イベント会場での集客・導線・印象設計
顧客との直接コミュニケーションによるファン化・拡散を促進
チーム/代理店/現場スタッフの統括・運営管理
イベント・フィールドマーケティングの主な業務内容|BtoCの場合
イベントの企画・実施
自社主催のローンチイベント、ポップアップ、体験ブースなどの設計
展示会、ゲームショウ、ファンミーティングなどへの出展準備
イベント当日の運営・設営・スタッフ配置のマネジメント
顧客体験の最適化
会場の動線設計、フォトスポット、試遊・体験コンテンツの導入
「SNSに投稿したくなる」ような演出・空間づくり
パートナーとの連携
会場手配、運営会社、ノベルティ制作会社との調整
コラボ相手(他社、クリエイター、インフルエンサー)との共同企画
効果測定・レポート
来場者数、SNS投稿数、アンケート結果などの集計・分析
改善ポイントの洗い出しと次回へのフィードバック
オンラインイベントやハイブリッド形式にも対応
ウェビナーやライブ配信イベントの構成と運営
現場+配信チームの統合的なマネジメント
イベント・フィールドマーケティングのKPI・評価指標
来場者数・エンゲージメント率(参加後の行動含む)
SNSでのUGC数(#タグ投稿数、メンション数)
アンケートでの満足度スコア
リード獲得数(名刺/登録情報)
体験後のCVRやLTV(オフライン→オンラインの転換率)
オペレーションの品質(設営の遅延ゼロ、現場満足度など)
イベント・フィールドマーケティングに求められるスキル・経験
イベント企画・運営の実務経験(展示会・PRイベントなど)
スケジュール管理・複数ベンダーとの調整スキル
ブランド表現と空間デザインへの感度
オンラインイベントの知見(ツール、配信、集客など)
危機対応力と現場の瞬発的判断力
高いコミュニケーション力と現場対応スキル
日本語ネイティブ/一部英語力(外資系や海外出展時)
イベント・フィールドマーケティングの年収相場|BtoCの場合
アシスタント/実務担当者層:400万〜600万円
イベントマネージャー層:600万〜900万円
ディレクター/リードポジション:900万〜1,200万円
※年収はイベントの規模・頻度・ブランドレベルにより大きく変動
※エンタメ・ゲーム・ファッション領域は比較的高めの傾向
FAQ|イベント・フィールドマーケティングに関するよくある質問
Q. デジタルが主流の時代にオフラインイベントって必要?
A. はい。リアル体験によって「記憶に残るブランド接点」を生むことができ、SNS連動で広がる相乗効果もあります。
Q. イベントやフィールドマーケティングで必要なスキルはどこで学べますか?
A. イベント制作会社・展示会運営企業での経験が有利。最近はオンラインイベント運営スキルも重要視されています。
Q. クライシス対応が必要な場面は?
A. 台風・電車遅延・機材トラブルなど“想定外”の対応力が問われます。現場責任者としての冷静な判断が必要です。
デジタルマーケティング
Digital Marketing
デジタルマーケティングとは?
デジタルマーケティングは、オンライン上のあらゆるチャネルや施策を通じてユーザーと接点をつくり、行動を促すマーケティング手法です。
検索エンジン、SNS、ウェブ広告、メール、アプリ内通知、CRMなど、オンライン上に存在するすべての「接点」を戦略的に活用します。
B2C業界では「最も成果に直結する」マーケ手法のひとつであり、職種としての需要も非常に高いです。
デジタルマーケティングの主な役割
潜在顧客を効率的に発見し、購入や登録などの行動につなげる
広告/SNS/SEO/メール/アプリなど多様な手段を組み合わせる
成果を数値で可視化し、改善を繰り返す
オンラインでのブランドの「入り口」を最適化する
デジタルマーケティングの主な業務内容|BtoCの場合
広告運用(Paid Ads)
Google、Meta(Instagram/Facebook)、X、TikTokなどの運用
ターゲティング、入札、A/Bテスト、レポート作成
リード獲得やCV最適化が目的
オーガニック流入の最大化(SEO・SNS)
自社サイトのSEO対策(コンテンツ最適化、キーワード調査)
SNSの投稿計画・運用・UGC活性化(X, TikTok, Instagramなど)
SNSキャンペーンやバズ施策の設計と実行
CRM/メールマーケティング
メール配信・ステップ配信・LINE活用などでユーザーとの継続的接点を構築
ユーザーのセグメント別にパーソナライズした施策を設計
分析とレポート
Google Analytics、Looker Studio、Amplitudeなどを活用した行動分析
KPIのモニタリングと施策改善の提案
社内共有用ダッシュボードや月次レポートの作成
LP・バナー・動画などのクリエイティブディレクション
広告用素材の制作管理(社内 or 外注)
「誰に」「何を」「どのように」届けるかを設計
デジタルマーケティングのKPI・評価指標
CVR(コンバージョン率)、CPA(顧客獲得単価)
CTR(クリック率)、リーチ、インプレッション
オーガニック検索数/SEO順位
SNSのフォロワー数、エンゲージメント(いいね・シェア等)
メール開封率、クリック率、解除率
ROAS(広告費用対効果)とROI(投資対効果)
デジタルマーケティングに求められるスキルや経験
デジタル広告の運用経験(Google広告/Meta広告など)
SNS運用・SEOの知識と実務経験
ユーザー行動の分析力(GA, SQL, Tableauなど使えると尚可)
HTML/CSSやタグ設定(GTM)の基礎知識があると有利
PDCAを高速で回せる実行力と改善力
ツール:GA4, HubSpot, Salesforce Marketing Cloud, LINE Official, Klaviyoなど
デジタルマーケティングの年収相場|BtoC
ジュニア層:400万〜600万円
中堅層(3〜5年経験):600万〜900万円
シニア層・リーダー層:900万〜1,200万円以上
※広告代理店・インハウスの両方で需要あり
※外資系やSaaS系では高水準なオファーも多い
FAQ|デジタルマーケティングに関するよくある質問
Q. 広告運用とデジマって違うの?
A. 広告運用はあくまで“手段”。デジタルマーケターは広告に加えてSNS・CRM・SEO・分析など幅広く戦略的に扱います。
Q. 数字に強くないとダメ?
A. 数字を見て改善する力は必須ですが、エクセル職人である必要はありません。基本的な指標の理解と仮説思考が大事です。
Q. 自社でも代理店でも働ける?
A. どちらも可能。代理店は多案件に触れられる一方、自社はビジネス全体を見渡せる面白さがあります。
グロースマーケティング
Growth Marketing
グロースマーケティングとは?
グロースマーケティング(Growth Marketing)は、「数字と仕組みでユーザー数・売上・LTVを最大化する」ことに特化したマーケティング手法です。
単に広告を出すのではなく、ユーザーがプロダクトに触れてから継続・拡散するまでの流れを徹底的に分析し、改善を繰り返す役割です。
特にSaaS、アプリ、サブスク型ビジネスなど、LTV(顧客生涯価値)が重視される業態で不可欠な職種です。
グロースマーケティングの主な役割
ユーザー獲得(Acquisition)→ 初回体験(Activation)→ 継続(Retention)→ 紹介(Referral)→ 課金(Revenue)という“グロースファネル”全体を設計・改善
データを元に仮説検証を繰り返しながら、ユーザー行動を促進する仕組みを作る
広告やLPだけでなく、プロダクト側の改善や施策設計にも踏み込む
グロースマーケティング主な業務内容|B2Cの場合
ファネル分析と改善
ユーザーの行動データをもとに、離脱ポイント・改善余地を特定
A/Bテスト・多変量テストを通じたUI/UX改善
カート放棄、アプリ離脱、無料トライアルからの転換率などを改善
マーケとプロダクトのブリッジ役
PMやデザイナーと連携し、プロダクト内の施策設計(例:オンボーディング、ポップアップ通知)
自動リテンション施策(メール/プッシュ通知)やNPSサーベイの設計・運用
データ分析・KPI設計
Google AnalyticsやMixpanel、Amplitudeなどを用いた行動分析
SQLやBIツール(Looker, Redash等)を使って仮説立てとモニタリング
リテンション率、継続率、ARPU、LTVなどの数値を常に追いかける
クロスファンクショナル連携
開発/マーケ/営業/CSといった他部門と横断的に連携
Growth TeamやGrowth Squadと呼ばれる専任チームを組成する場合もあり
グロースマーケティングのKPI・評価指標
リテンション率(1日後/7日後/30日後)
無料→有料の転換率、再訪率、NPSスコア
アクティブユーザー数(DAU/MAU)
LTV(顧客生涯価値)とCAC(獲得コスト)のバランス
機能活用率・離脱率・アンインストール率
A/Bテストの成功率や仮説の精度
グロースマーケティングに求められるスキル・経験
SQL・Google Analytics・Amplitude・BIツールなどの分析経験
UX視点を含むデータ主導の仮説検証スキル
LP・UI改善やCRMなど幅広いチャネルの経験
プロダクトや開発チームと協業できる柔軟性と共通言語
スクラムやアジャイルなチームでの協業経験(あれば尚良し)
ロジカルシンキングと「仕組み化」への情熱
グロースマーケティングの年収相場|BtoCの場合
ジュニア層/アナリスト寄り:500万〜700万円
実務経験3〜5年/プロジェクトリード層:700万〜1,000万円
Growth Lead/Head of Growthクラス:1,000万〜1,500万円以上
※スタートアップ/プロダクト主導型企業では特に高待遇
※成果が数字で可視化できるため、給与交渉もしやすい傾向あり
FAQ|グロースマーケティング(Growth Marketing)に関するよくある質問
Q. デジタルマーケティングとはどう違うの?
A. デジマがチャネル最適化なのに対し、グロースは「仕組みと行動変化の設計」に焦点を当てています。プロダクトの改善にも踏み込むのが大きな違いです。
Q. 開発知識はどのくらい必要ですか?
A. コーディングは不要でも、エンジニアとの協業が多いため、APIやUX設計などの理解があると非常に有利です。
Q. グロースマーケティングのキャリアパスは?
A. Head of Growth → CMOやプロダクト責任者など、ビジネスインパクトの大きいキャリアに進む例も多いです。
パフォーマンスマーケティング
Performance Marketing
パフォーマンスマーケティング(Performance Marketing)とは?
パフォーマンスマーケティングは、「成果=数字」に徹底的にフォーカスしたマーケティング手法です。
広告費を使って「リード数」「アプリインストール」「会員登録」「購入」など、**明確な成果(コンバージョン)**を最大化することが主なミッションになります。
B2C企業では、特にユーザー獲得やアプリDL数が目標になることが多く、ROIとスピードの両立が求められます。
パフォーマンスマーケティングの主な役割
広告費をROI高く使い切るための運用・調整・最適化
Google/Meta/X(旧Twitter)/TikTokなど複数チャネルでの広告設計・管理
CPA(獲得単価)やCVR(コンバージョン率)を日々モニタリングして改善
クリエイティブのテスト・差し替えなども日常業務の一部
パフォーマンスマーケティングの主な業務内容|BtoCの場合
広告アカウントの運用
Google広告(検索・ディスプレイ・YouTube)
Meta広告(Instagram・Facebook)
TikTok/X/SmartNewsなどの国内媒体
広告配信条件(ターゲティング、入札戦略、配信時間など)の最適化
クリエイティブの改善・テスト
バナーや動画、LPのABテスト(CTR/CVR向上)
社内デザイナーまたは代理店と連携して制作・改善を推進
分析・レポート作成
広告指標(CTR、CVR、CPA、ROASなど)の毎週・毎月の報告
トレンド分析や、チャネル別のパフォーマンス比較
代理店・媒体との調整
広告代理店との週次MTGやKPIレビュー
新しい媒体・広告フォーマットの提案・検証・導入
他部門との連携
マーケチームと連携してキャンペーンを立案
プロダクトチームやCSとの情報共有(どんなユーザーが集まっているか等)
パフォーマンスマーケティングのKPI
CPA(1件獲得あたりの広告費)
CVR(クリックから成果発生までの割合)
ROAS(広告費に対する売上の割合)
広告クリック数、インプレッション、CTR
アプリDL数や会員登録数
チャネル別パフォーマンス比較(Google vs TikTokなど)
パフォーマンスマーケティングに求められるスキル・経験
Google/Meta/TikTokなどの広告運用経験(1年以上が目安)
指標のモニタリング・改善提案スキル
広告クリエイティブのディレクション経験(自作でなくてもOK)
SQL/Excelでの集計・レポートスキル(Lookerなども尚可)
効率重視だけでなく「広告の表現」にも関心があると尚良し
パフォーマンスマーケティングの年収相場|BtoCの場合
実務担当者レベル(1〜3年):450万〜700万円
ミドル層(3〜5年):700万〜900万円
リーダー/マネージャー層:900万〜1,200万円以上
※ スタートアップでは1人マーケターとして採用されることも多い
※ 代理店経験者からの転職も非常に多い職種
FAQ|パフォーマンスマーケティングに関するよくある質問
Q. 広告運用とパフォーマンスマーケの違いは?
A. 広告運用は手段、パフォーマンスマーケは成果最大化を目的とした戦略思考と改善プロセスがセットになります。
Q. 広告代理店出身でも転職しやすい?
A. 非常に多いです。運用経験があれば事業会社側へステップアップしやすいポジションです。
Q. この職種のキャリアパスは?
A. デジタルマーケリード、グロースマーケ、Head of Marketing など、結果を出せば上流ポジションへ進みやすい傾向です。
ユーザー獲得
User Acquisition
ユーザー獲得(User Acquisition)とは?
ユーザー獲得(UA)は、新規ユーザーを効率的にアプリやサービスへ呼び込むことに特化したマーケティング職です。
特にモバイルアプリやゲーム業界、サブスクリプション系サービスでは欠かせない役割です。
広告を通じた「大量のユーザー流入」だけでなく、質の高いユーザーをどれだけ“継続”させられるかまで見据えた設計と運用が求められます。
ユーザー獲得の主な役割
広告チャネルを横断して、最も効率よく新規ユーザーを獲得する
ユーザーの行動・LTVを分析し、媒体や施策を最適化
スマホアプリ/Webサービスの成長を広告運用で支える
プロダクト側やデータチームとも連携して戦略を設計
ユーザー獲得の主な業務内容|BtoCの場合
獲得戦略の設計と運用
Google App Campaigns、Meta Ads、TikTok Ads、Unity Ads などの広告運用
どのチャネル・どのクリエイティブが最も良質ユーザーを呼び込めるかを日々検証
LTV・継続率に基づいた最適化
単なるCV数ではなく、アプリを使い続ける“いいユーザー”を基準に評価
獲得後の行動分析(課金、継続率、チャーン率など)を加味した配信調整
クリエイティブ・LP改善
バナーや動画、LPのクリック率やCVRをA/Bテスト
ターゲットに刺さる表現とタイミングの調整(曜日・時間帯別など)
データ分析と予算管理
BIツール(Tableau、Looker等)や広告管理画面でのデータ可視化
月次・週次でのパフォーマンスレポート作成と改善提案
他部署との連携
プロダクト、CS、ブランド、インフルエンサー担当などと情報連携
リテンション改善やアクティベーション施策と連動する場合も
ユーザー獲得のKPI・評価指標
新規ユーザー数、インストール数
有料ユーザーへの転換率(無料→課金)
広告チャネル別のCPI(インストール単価)やCPA(アクション単価)
LTVとCACのバランス
ROAS(広告費対売上比率)、継続率(D7, D30など)
リテンション率、ユーザーあたりの収益(ARPU)
ユーザー獲得求められるスキル・経験
モバイルアプリやWebサービスでの広告運用経験
数字に基づいた判断・改善ができる仮説思考
LTVやチャーン率など収益性を意識したKPI運用経験
UA専門ツール(Appsflyer、Adjustなど)の使用経験
代理店または事業会社側での獲得業務経験
スピード感と柔軟性のあるPDCA運用スキル
ユーザー獲得職の年収相場|Web業界・BtoCアプリの
アナリスト/運用担当者層:450万〜700万円
マネージャー/戦略設計層:700万〜1,100万円
UAリード/Growth Leadクラス:1,100万〜1,500万円以上
※ゲーム・ヘルスケア・SaaSなど成長市場では特に高水準
FAQ|ユーザー獲得職に関するよくある質問
Q. パフォーマンスマーケと何が違うの?
A. パフォーマンスマーケは幅広いKPIを見ますが、UAは「新規ユーザー獲得」に特化しており、インストールや初回利用にフォーカスしています。
Q. ゲーム業界でのUAは難しいでしょうか?
A. 難易度は高めですが、経験者の需要は非常に大きいです。特に日本は競合が多く、創造性と数字のバランスが求められます。
Q. UAからどんなキャリアに進めれますか?
A. グロースマーケティングやPM(プロダクトマネージャー)、CMO候補などに進む人も多く、キャリアの可能性は広いです。
ライブオペレーション
LiveOps
ライブオペレーション(LiveOps)とは?
ライブオペレーション(LiveOps)とは、既にリリースされたプロダクト(特にゲームやアプリ)に対して、ユーザーを継続的に惹きつけるための「日々の仕掛け」を企画・実行するポジションです。
新規ユーザー獲得よりも、「既存ユーザーをどう維持し、盛り上げ、リテンションを高めるか」に主眼が置かれます。
特にB2Cゲーム業界やサブスク系アプリでは、LiveOpsが「日常の売上」を支える鍵となっています。
ライブオペレーションの主な役割
アプリやゲーム内で実施するイベント、キャンペーン、通知などの設計・運営
ユーザーの継続率やアクティビティを高めるための「仕掛け」を日々実行
KPIをもとに施策の改善を回し続ける「運用のプロ」
ライブオペレーション(LiveOps)の主な業務内容|BtoCの場合
ゲーム・アプリ内イベントの設計と実行
限定キャンペーン、ガチャ、報酬アップ、特別ログインボーナスの企画
イベントのスケジュール設計とプロダクトチームへの実装依頼
通知/コミュニケーション施策
プッシュ通知やアプリ内メッセージの内容設計・配信管理
ユーザーにとって「うざくない・ちょうどいい」通知頻度・文面を設計
データ分析と改善
イベント参加率、継続率、売上変動、アイテム使用率などを日次・週次で分析
仮説を立てて改善施策を実行、次回イベントに反映
クロスファンクション連携
ゲームプランナー、プロダクトマネージャー、CS(カスタマーサポート)、データアナリストなどと連携
ユーザーの声を拾い、リアルタイムでプロダクトに反映
ライブオペレーション(LiveOps)のKPI・評価指標
日次アクティブユーザー(DAU)と月次アクティブユーザー(MAU)
イベント参加率と完走率
ARPU(1ユーザーあたりの収益)、課金率、継続率(D7/D30)
クーポン使用率、プッシュ通知開封率
ユーザーサーベイやレビューからの好感度スコア
ライブオペレーション(LiveOps)に求められるスキル・経験
ゲーム、エンタメ、アプリ業界での運用経験(プロダクト運用 or CRM)
データをもとに仮説検証を繰り返す力(分析ツール使用経験があれば尚良し)
ユーザー心理への理解と創意工夫
運用カレンダーの設計スキル、リソース調整力
CS・PM・分析部門との連携経験
アジャイルに物事を前に進める“改善型”の思考
ライブオペレーション(LiveOps)の年収相場|BtoC・アプリの場合
オペレーター/アシスタントレベル:400万〜600万円
プランナー/マネージャーレベル:600万〜900万円
LiveOps Leadクラス:900万〜1,200万円以上
※スマホゲーム/サブスクアプリでは非常に重要かつ採用ニーズが高い
※プロダクトに深く関与できるため、PMキャリアにもつながりやすい
FAQ|ライブオペレーションに関するよくある質問
Q. ゲーム業界以外でもLiveOpsってあるの?
A. はい。ヘルスケア、学習、エンタメ、フィンテックなど「アプリを毎日使ってもらう必要がある業界」ではLiveOps型の施策が求められています。
Q. 開発経験がないと難しい?
A. コーディングは不要です。ただしプロダクト側の機能制限や仕様理解は大切なので、技術チームとの連携力は重要です。
Q. 「飽きさせない運営」ってどうやってるの?
A. 限定性・報酬設計・驚き・習慣化など、ゲーミフィケーションの考え方を活用しています。仮説→試行→振り返りの繰り返しです。
コミュニティーマーケティング
Community Marketing
コミュニティーマーケティングとは?
コミュニティマーケティングとは、ブランドやプロダクトを中心に自然と集まるユーザー同士のつながり(=コミュニティ)を活性化させ、信頼やロイヤルティを育てるマーケティングです。
単なる広告やキャンペーンと異なり、ユーザーとの継続的な関係構築に重点を置く職種で、特にゲーム、SaaS、エンタメ、Web3、スタートアップ領域でニーズが高まっています。
コミュニティーマーケティングの主な役割
コアファンとブランドの“架け橋”となる存在
ユーザーが自然と語りたくなるような場・機会・体験を設計
オンライン/オフライン問わず、ユーザー主導の活動を後押し
フィードバックや声を社内に還元し、プロダクト改善に貢献
コミュニティーマーケティング主な業務内容|BtoCの場合
コミュニティの運営・拡大
Discord、Slack、LINEオープンチャット、X(旧Twitter)などでのコミュニティ構築と運用
コミュニティガイドラインの作成と管理、モデレーターの育成
オフライン・オンラインイベント企画
ファンミーティング、座談会、アンバサダープログラムなどの実施
コアファンとの1on1インタビューやエンゲージメント強化施策
コンテンツの共創・拡散支援
ユーザーによる投稿・レビュー・動画・UGCの促進
ユーザーの声や使い方事例をブログ・SNSで紹介
社内との橋渡し
ユーザーの意見・感情・要望をPMや開発チームに伝える
フィードバックループ(Voice of Customer)の構築
KPI・データ分析
エンゲージメント率、投稿数、イベント参加率などを定期的に可視化・分析
アクティブ会員数やコミュニティ経由CVなどを追う
コミュニティーマーケティングのKPI・評価指標
アクティブユーザー数(週次・月次)
投稿数・コメント数・返信率などのエンゲージメント指標
オンライン/オフラインイベント参加者数・満足度
SNSでのブランド関連UGC件数(レビュー/動画/引用投稿等)
コミュニティ経由での登録/購入などの間接CV
ファンからのNPSスコア、離脱率(チャーン)改善など
コミュニティーマーケティング求められるスキル・経験
オンラインコミュニティ運営やファンマーケの実務経験
SNSやチャットツールの活用スキル
共感力・ファシリテーション力・空気づくりの感覚
イベントの企画・運営経験(リアル/オンライン問わず)
ユーザーの“声”を聞く力と、社内に伝える翻訳力
日英バイリンガル(グローバル運営の場合は特に重要)
コミュニティーマーケティング年収相場|B2Cの場合
実務担当者層:400万〜600万円
コミュニティマネージャー層:600万〜800万円
リード/ヘッドポジション:800万〜1,200万円以上
※ファン主導型ビジネス、エンタメ・ゲーム・Web3企業では特に重視されるポジションです
FAQ|コミュニティーマーケティングに関するよくある質問
Q. マーケティングなのに「数字」は追わない?
A. 数値化は難しい面もありますが、イベント参加率・UGC数・継続率など間接的な効果をKPIとして設定できます。
Q. ファンとの距離が近すぎて、炎上しない?
A. 透明性・ガイドライン・対話の継続が鍵です。ファンを“味方”にできれば最大の防波堤にもなります。
Q. 初めてコミュニティ担当になる人が注意すべきことは?
A. 「管理」ではなく「共創」の姿勢が大切です。ユーザーに力を与え、自然と広がる場づくりを意識しましょう。
プロダクトマーケティングマネージャー
Product Marketing Manager
プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)とは?
PMMは、製品と市場の橋渡し役です。
開発されたプロダクトを「どう伝え、どう売るか」、ユーザー視点に立って考え、市場への浸透と成果を設計する専門職です。
単なる“広報”や“セールスサポート”ではなく、市場分析/メッセージ設計/競合比較/営業支援/ユーザー獲得/リリース戦略などを一気通貫で担当する、戦略的かつ実行力のあるポジションです。
特に、SaaS/B2Cアプリ/Webサービスなど競争の激しい業界で重要性が増しています。
PMMの主な役割
製品の「価値」を見極め、それを「伝わる言葉」に翻訳する
ユーザー・営業・開発・マーケの全方位と連携する“交差点的”存在
プロダクトのリリースや改善に合わせて、常に市場との“会話”を設計する
数字で成果を見ながら、継続的にポジショニング・訴求内容をアップデートする
プロダクトマーケティングマネージャー主な業務内容|BtoCの場合
市場分析・競合リサーチ
ターゲットユーザーの行動、悩み、購買動機を調査
競合製品の特徴・価格・訴求ポイントなどを整理し、自社の立ち位置を明確化
ポジショニングとメッセージ設計
プロダクトの強みやユニークポイントを明確化
「誰に、何を、どう伝えるか」を定義し、社内外のコミュニケーションに展開
製品ローンチ戦略
新機能やサービス開始に合わせたローンチキャンペーンの設計・管理
SNS/広告/営業資料/デモ動画/ウェビナーなどを連動させて一貫した発信を行う
セールス・CS支援
営業が使うスライド、提案書、FAQなどの作成
カスタマーサクセス部門と連携し、ユーザー教育・アップセル支援
KPIモニタリングと改善
新機能の利用率、獲得率、CVR、解約率などを分析
定性・定量の両面からフィードバックを集め、次の改善案を立案
プロダクトマーケティングマネージャーのKPI
新規プロダクトや新機能の利用開始数・アクティベーション率
プロダクトページからのCVR(クリック率、登録率、課金率など)
メッセージの訴求力(例:広告やLPの反応)
営業提案時の成功率/提案ツール活用率
LTV(ライフタイムバリュー)やチャーン率への間接貢献
製品ローンチ後の話題化/メディア露出数/UGC件数
プロダクトマーケティングマネージャー求められるスキル・経験
マーケティング or プロダクト関連の職種経験(3年以上が目安)
市場リサーチや競合分析の経験
メッセージ・コピー・構成力(社内外にわかりやすく伝える力)
営業やCSとの協業経験(支援資料の制作経験など)
数字で仮説検証し、改善施策を設計できる力
日本語ネイティブレベル、英語力あれば尚可(グローバル製品の場合)
プロダクトマーケティングマネージャー年収相場|BtoC
PMM担当クラス:600万〜900万円
リードPMM/ヘッドPMMクラス:900万〜1,400万円
スタートアップでは“PM兼PMM”として採用されることもあり
FAQ|プロダクトマーケティングマネージャーに関するよくある質問
Q. PMとPMMの違いは?
A. PM(プロダクトマネージャー)は「何を作るか」、PMMは「どう伝えて届けるか」に特化します。両者は密接に連携します。
Q. B2CとB2Bで何が違う?
A. B2Cはエモーショナルな訴求とマス向け施策が中心。B2Bは機能訴求と比較資料の整備が重視されます。
Q. デザインやコピーライティングも自分でやるの?
A. 小規模チームでは兼任することもありますが、基本はディレクションが中心です。企画力と構成力が重視されます。
アフィリエイトマーケティング
Affiliate Marketing
アフィリエイトマーケティング(Affiliate Marketing)とは?
アフィリエイトマーケティングは、外部パートナー(=アフィリエイター)やメディアを活用して成果報酬型で商品・サービスを広める手法です。
自社だけではリーチできないユーザー層にも、第三者を通じて訴求できるのが大きな特徴です。
B2C業界では、D2C(自社EC)、教育サービス、保険、アプリ、サブスク系などで活用が進んでいます。
アフィリエイトマーケティングの主な役割
成果報酬型の集客チャネルを構築・拡大する
信頼できるアフィリエイターや媒体と継続的な関係を築く
LP、訴求文、CV導線などの改善を通じて、CVR・ROASを最大化
アフィリエイト広告全体の“収支責任”を持つ運用責任者
アフィリエイトマーケティング主な業務内容|BtoC
アフィリエイト戦略の設計と運用
ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)との契約・運用管理(例:A8.net、バリューコマース、afbなど)
報酬設計、キャンペーン施策、CV単価の調整など
パートナー/メディアとの関係構築
優良なアフィリエイター、ブロガー、インフルエンサーの開拓と交渉
提携先への定期連絡や資料提供、成果向上のためのアドバイス
クリエイティブ・LP改善
提携先向けのバナー、LP、メール文などの制作・更新
訴求軸やユーザー導線のA/Bテスト
効果測定と改善
CVR、CPA、ROASなど主要指標をモニタリング
媒体別・パートナー別の分析をもとに、報酬や配信素材を最適化
不正チェック・コンプライアンス対応
不正な成果の検知と対応(リワード広告/自作自演など)
法令や媒体ガイドラインに違反しないよう管理
アフィリエイトマーケティングのKPI・評価指標
成果報酬経由での新規顧客獲得数
CVR(クリック→コンバージョン)
CPA(1件あたりの成果単価)とROAS
パートナーごとの収益貢献度
LPや訴求文のテスト結果(クリエイティブ別のCV差)
契約アフィリエイター数とアクティブ率アフィリエイトマーケティング求められるスキル・経験
ASPやアフィリエイト広告の運用経験(代理店 or 事業会社問わず)
マーケティング視点でのLP改善・訴求設計経験
外部パートナーとのコミュニケーション/交渉スキル
売上管理やROI思考(収支責任があるポジションのため)
数字分析力とレポート作成スキル
SNS・SEO・インフルエンサーマーケとの横断知識があると尚良し
アフィリエイトマーケティング年収相場|BtoCの場合
担当者層(1〜3年):450万〜650万円
中堅層(3〜5年):650万〜850万円
マネージャー・ディレクタークラス:850万〜1,200万円以上
※ASP出身者や代理店経験者の転職が多い職種
※自社D2CブランドやECスタートアップでも高需要
FAQ|アフィリエイトマーケティングに関するよくある質問
Q. 広告運用とアフィリエイトの違いは?
A. 広告は自社で配信・運用するが、アフィリエイトは「第三者が紹介」してくれるチャネル。信頼・報酬・情報設計が鍵です。
Q. 成果が見えづらいという声もあるが?
A. 計測環境を整えれば、媒体別・アフィリエイター別に明確な数値が出せます。逆に、改善の余地が数字で見えるのが強みです。
Q. 不正対策はどうしてる?
A. 自動チェック、IP制限、手動レビュー、成果承認フローなど、複数のチェック体制を整えている企業が多いです。
パートナーシップ/提携マーケティング
Partnership Marketing
パートナーシップ/提携マーケティングとは?
パートナーシップマーケティングとは、他社や団体、個人(インフルエンサーなど)との協業を通じて、相互のブランドやサービスを成長させるマーケティング手法です。
単なる広告の出稿やタイアップではなく、「お互いのリソース・顧客基盤・強みを活かす」ことを目的とした戦略的提携で、ブランディングにもユーザー獲得にも効果的です。
パートナーシップマーケティングの主な役割
パートナー企業・団体・個人との関係構築と共同企画の立案
コラボキャンペーンや共同プロダクトの企画・実行
互いのブランドイメージやトーンを活かした“Win-Win”の体験設計
長期的な提携関係のマネジメント(契約、KPI管理、振り返り含む)
パートナーシップマーケティング主な業務内容|BtoCの場合
コラボ企画の立案と実行
他社アプリ、ブランド、IPとの共同キャンペーン(例:限定アイテム、コラボ動画など)
タレント/インフルエンサーとのコラボ施策設計
パートナー開拓・交渉
提携先候補のリストアップ、アプローチ、提案、契約交渉
法務や経営陣と連携して提携スキームの調整
実行ディレクション
両社のクリエイティブやメッセージの整合性を管理
社内外の制作・運営・カスタマーサポートとの連携
効果測定と改善
提携施策ごとのKPIモニタリング(流入、認知、購買等)
プロジェクトごとの振り返りとナレッジ化
パートナーシップマーケティングのKPI・評価指標
提携施策からの新規流入数・CVR
SNSでの話題性(投稿数、エンゲージメント、UGC件数)
ブランド好感度やNPSの変化
コラボキャンペーン経由売上/CV数
提携継続率(リピート率)や満足度(パートナーからの評価)
パートナーシップマーケティング求められるスキルや経験
企画提案型の法人営業、アライアンス、ビジネス開発などの経験
プロジェクト管理能力(複数関係者とのスケジュール調整など)
コミュニケーション力・交渉力(対企業/対個人いずれも)
ブランド・トーンの設計力とクリエイティブ理解
効果検証や改善提案の経験(KPI設計含む)
パートナーシップマーケティング年収相場|BtoC
担当者層:500万〜750万円
マネージャー/リード層:750万〜1,200万円
アライアンス統括・事業開発責任者クラス:1,200万〜1,500万円以上
※提携先の規模や業界インパクトにより評価が大きく変動
※“コラボの仕掛け人”としてPRや広告領域とも密接に関わります
FAQ|パートナーシップマーケティングに関するよくある質問
Q. 営業やビジネス開発と何が違うの?
A. 短期的な売上ではなく、ブランド価値や中長期の顧客接点を意識した“マーケ視点”での提携が特徴です。
Q. インフルエンサー施策との違いは?
A. インフルエンサーマーケは施策の一部。パートナーシップマーケはより包括的で、企業・団体単位の戦略的提携を含みます。
Q. どんな業界で活躍できる?
A. D2C、アプリ、ゲーム、EC、エンタメなど、ブランド世界観や体験価値が重要なB2C領域全般でニーズがあります。
SNSマーケティング
Social Media Marketing
SNSマーケティングとは?
ソーシャルメディアマーケティングは、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、YouTubeなどのSNSを活用して、ブランドの認知拡大・ファン化・購買促進を目指すマーケティング手法です。
B2C企業にとってSNSは、ユーザーともっとも身近に“会話できる場”であり、信頼や共感を得るうえで非常に重要なタッチポイントとなります。
SNSマーケティングの主な役割
SNSを通じてブランドのトーンや価値観を日常的に発信
コンテンツ企画、投稿、キャンペーン設計、効果分析まで一貫して管理
フォロワーのエンゲージメントを高め、信頼と共感を育てる
他チャネル(広告・PR・イベントなど)との連動で立体的な発信を実現
SNSマーケティング主な業務内容|BtoC
コンテンツ企画・投稿管理
各SNSに合わせた投稿企画(テキスト/画像/動画)
カレンダー作成、スケジュール管理、トレンドの取り入れ
キャンペーン設計
プレゼント企画、フォロー&リツイート、UGCキャンペーンなど
プロモーションコードの配布やアプリDLへの導線づくり
エンゲージメントの促進
リプライ対応、コメントへの返信、DM対応などファンとの対話
コミュニティ活性化の工夫(例:〇〇診断、投票、ストーリー活用)
分析とレポート
エンゲージメント率、リーチ数、フォロワー増加数、投稿別パフォーマンスを集計
次回施策の改善につなげるためのインサイト抽出
他チャネル連携
PR、広告、ライブ配信、リアルイベントとの連動
SNSでの話題化と外部メディア露出の橋渡し
SNSマーケティングのKPI・評価指標
フォロワー数の増減
投稿のリーチ数/インプレッション数
エンゲージメント率(いいね/シェア/コメント)
UGC件数(ユーザー投稿の発生数)
プロモーション施策経由の流入/CV数
SNS経由でのブランド好感度(調査やNPSなど)
SNSマーケティングに求められるスキルや経験
X/Instagram/TikTok/YouTube等の運用経験(個人 or 企業)
企画力、コピーライティング、画像・動画編集(軽微でOK)
トレンド感覚とSNS特有の“ノリ”を理解できるセンス
炎上防止・危機管理の意識(ルール策定や対応経験)
他チャネルとの連携スキル(広告、PR、CSなど)
SNSマーケティング年収相場|BtoCの場合
担当者層(1〜3年経験):400万〜600万円
SNSプランナー/マネージャー層:600万〜900万円
SNS統括/ブランドディレクタークラス:900万〜1,200万円以上
※フォロワー数の多いアカウント経験や、炎上経験を経た対応力が高評価されるケースもあります
FAQ|SNSマーケティングに関するよくある質問
Q. SNSとコミュニティーマーケティングの違いは?
A. SNSは「広く発信」、コミュニティは「深く対話」。方向性が異なるが連携が理想です。
Q. SNSの投稿は全部自分でやりますか?
A. 小規模なら担当者が一貫して運用。大手では企画・制作・投稿・分析が分業される場合もあります。
Q. SNS運用だけでキャリアになりますか?
A. なります。ブランド構築・デジタル広告・コミュニティ育成などと連動すれば戦略職として昇格も可能です。
インフルエンサーマーケティング
Influencer Marketing
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングは、SNSなどで影響力を持つ人物(インフルエンサー)を通じて、ブランドや商品・サービスの認知拡大、話題化、購買促進を行うマーケティング手法です。
企業からの一方的な広告ではなく、“第三者のリアルな声”としてユーザーに自然に届くことが特長です。
近年はYouTuber、TikToker、XやInstagramのマイクロインフルエンサーなど、多様な形式で展開されています。
インフルエンサーマーケティングの主な役割
ブランドの世界観にマッチしたインフルエンサーを選定し、連携を企画・運用
投稿内容・タイミング・表現のすり合わせとディレクション
コミュニティやフォロワーとの相乗効果を狙ったバズ設計
成果(UGC、CVR、エンゲージメント)を定量・定性で評価
インフルエンサーマーケティング主な業務内容|BtoC
インフルエンサーの選定・アサイン
商品ジャンル・ターゲットに合わせて最適なインフルエンサーをリサーチ
フォロワー属性、過去の投稿傾向、企業コラボ経験を精査
企画・交渉・契約
投稿内容の提案・交渉(例:1分動画/商品紹介/アンボックスなど)
使用媒体(TikTok、YouTube、Instagram、Xなど)ごとの最適化
税務・肖像権・広告表示ルールなどの法的配慮も必要
実行・進行管理
納期・撮影・編集スケジュール管理
投稿内容のレビュー、最終調整、クリエイティブの整合性チェック
効果測定とレポート
投稿ごとのインプレッション、エンゲージメント、クリック、CV数を分析
ROIやキャンペーン全体の費用対効果を報告・改善提案
インフルエンサーマーケティングのKPI
エンゲージメント率(いいね/シェア/保存/コメント)
投稿経由のWeb流入数・CVR
ハッシュタグ投稿数、ブランド関連UGC数
投稿リーチ、インプレッション、再生回数
フォロワーの増減(インフルエンサー側・企業側両方)
キャンペーンROI(投資に対する成果)
インフルエンサーマーケティングに求められるスキル・経験
SNSトレンド・インフルエンサー業界への深い理解
インフルエンサーとの信頼構築・丁寧なコミュニケーション力
コンテンツ企画力・ビジュアル/ストーリー感覚
スケジュール管理、契約管理、法務知識(広告表記、PRタグ等)
効果測定やレポート作成スキル(Google AnalyticsやUTM分析など)
インフルエンサーマーケティングの年収相場|BtoCの場合
アシスタント/実務担当者層:400万〜600万円
マネージャー層:600万〜900万円
ディレクタークラス/マーケ統括層:900万〜1,200万円以上
※PR会社・広告代理店・インフルエンサー事務所出身の人材が重宝される傾向あり
※Web3/D2C/美容・コスメ・エンタメ系で特に採用ニーズが高い
FAQ|インフルエンサーマーケティングに関するよくある質問
Q. インフルエンサーとどうやって関係を築くの?
A. 丁寧なやり取り・自由度のある提案・報酬設計・感謝の姿勢が鍵です。一度良い関係を築ければリピートや紹介につながります。
Q. すべての投稿をコントロールするの?
A. 「ブランドトーンの整合性」は守りつつ、インフルエンサー自身の“らしさ”を活かすのがベストです。押しつけすぎは逆効果。
Q. 炎上が怖いです…
A. 投稿前の確認フロー、契約書での取り決め、ネガティブ投稿時の対応ルールなど、事前準備と冷静な対処が大切です。
Eコマースマーケティング
E-commerce Marketing
Eコマースマーケティングとは?
ECマーケティングは、自社オンラインショップやECモール(Amazon、楽天など)を通じて、商品を販売・売上を最大化することを目的としたマーケティング職です。
単なる「商品を置く」ではなく、見せ方・価格・在庫・広告・LP・リピート施策など、購入までのすべてを戦略的に設計・運用する必要があります。
特にD2C(Direct-to-Consumer)ブランドやリピート商材のある企業では非常に重要なポジションです。
ECマーケティングの主な役割
売れるECサイトの構築・改善・運用
顧客に「買いたい」と思わせる導線や訴求の設計
顧客LTVを高めるためのCRM施策
価格・在庫・広告・導線などを統合的に管理し、利益を最適化する
ECマーケティング主な業務内容|BtoCの場合
ECサイト運用・改善
自社ECサイトのディレクション(Shopify、カラーミー、makeshopなど)
商品ページ改善、購入フローの最適化(UI/UX)
ECモール対応(楽天/Amazon等)
商品登録、SEO対策、セール施策、レビュー管理
キャンペーン参加やタイムセール設定などの運営業務
デジタル広告・集客施策
Google広告、SNS広告、リターゲティング広告などを活用した集客
モール内広告(Amazon Ads、楽天RPPなど)の運用
メール/LINE/CRM施策
カゴ落ちフォロー、レビュー依頼、定期購入促進などのメール設計
セグメント別にパーソナライズしたキャンペーン配信
売上・在庫・利益管理
週次・月次での売上分析、在庫状況の確認、粗利率のモニタリング
プロモーション後の効果分析と改善提案
EコマースマーケティングのKPI
ECサイト/モールでの売上・利益
CVR(サイト訪問→購入)、リピート率、定期購入率
顧客LTV、購入単価(AOV)、カゴ落ち率
広告経由売上・ROAS(広告費用対効果)
顧客満足度、レビュー件数、評価スコア
ECマーケティング求められるスキル・経験
EC運用経験(自社ECまたはモール)
UI/UXの基礎理解と改善提案スキル
商品ページやLPの構成力・訴求力(コピーやビジュアルのディレクション)
Google Analyticsなどを用いた分析力
CRMやLINE公式アカウントの運用経験があれば尚可
マーケティング/在庫/収益を横断で考える“EC脳”
ECマーケティング年収相場|BtoCの場合
実務担当者層(1〜3年):400万〜600万円
中堅層(3〜5年):600万〜850万円
マネージャー・統括クラス:850万〜1,200万円以上
※D2CブランドやEC支援会社では“売上責任”をもつケースもあり
※在庫・収益管理まで視野に入れられる人材が特に評価されやすい
FAQ|ECマーケティング年収相場に関するよくある質問
Q. Web広告マーケターと何が違うの?
A. ECマーケは「売上と利益」に最も責任を持つポジション。広告はその中の一手段であり、価格・在庫・UXまで視野に入れるのが特徴です。
Q. モールと自社EC、どっちをやるべき?
A. どちらも大事ですが、自社ECは自由度が高く、ブランディングにも効果的。モールは集客力が強いぶん、価格競争も激しくなります。
Q. “売上至上主義”なのがプレッシャーですが…
A. 数字で成果が見えやすい一方で、改善サイクルを自分の裁量で回せるやりがいもあります。売上責任を持つ経験はキャリア的にも高評価です。
CRM/メールマーケティング
CRM/Email Marketing
CRM/メールマーケティングとは?
CRM/メールマーケティングは、既存顧客との関係性を深めてLTV(顧客生涯価値)を最大化することを目的としたマーケティング職です。
「売って終わり」ではなく、「売ってからがスタート」という考え方のもと、リピート・継続・アップセル・ロイヤル化を仕組みで実現していきます。
特にサブスクリプション型サービス、EC、SaaS、アプリなど、継続的な関係が事業成長に直結するB2C企業で需要が高まっています。
CRM/メールマーケティングの主な役割
顧客データをセグメントし、適切なタイミング・内容で情報を届ける
ユーザー行動や購買履歴に基づいたコミュニケーションの最適化
顧客の離脱を防ぎ、継続・再購入・ファン化へ導く仕掛けを作る
メール、LINE、アプリ通知など複数チャネルでの接点管理
CRM/メールマーケティングの主な業務内容|BtoCの場合
顧客セグメンテーションとシナリオ設計
ユーザー属性・購入履歴・行動履歴などからセグメントを作成
初回購入→2回目購入、離脱防止、誕生日特典などのステップ設計
メール・LINE配信管理
メール/LINE公式アカウント/アプリPUSHなどの施策運用
配信タイミング、件名、構成、CTAのテストと最適化
キャンペーン連携・クロスチャネル施策
広告やECキャンペーンと連動したCRMシナリオ設計
定期便のアップセル提案、特別セールの事前案内など
データ分析と改善
開封率/クリック率/CV率/解除率などのモニタリング
PDCAを繰り返し、成果の出る配信設計へ改善
CRM/メールマーケティングのKPI
メール開封率、クリック率、コンバージョン率
定期購入継続率、離脱率の改善
顧客LTV(生涯価値)の向上
セグメント別の売上構成比
メール/LINE経由の売上・リピート数
メール解除率(スパム化しない運用が求められる)
CRM/メールマーケティングに求められるスキルや経験
メール配信ツール(例:Salesforce Marketing Cloud、HubSpot、Klaviyo、Cheetahなど)の利用経験
セグメント設計、パーソナライズ配信の実務経験
文章力/コピーライティング(開封したくなるタイトルなど)
Excel/GAなどを使った数字分析力
PDCAの高速回転スキルとユーザー理解
LINE公式/アプリ通知などマルチチャネル運用経験があれば尚良し
CRM/メールマーケティングに年収相場|BtoCの場合
実務担当者層:450万〜650万円
マネージャー層(CRMチーム統括):650万〜950万円
CRM戦略責任者/LTV責任者クラス:950万〜1,300万円以上
※EC/サブスク/アプリなど“LTVモデル”の企業では中核ポジション
※スキルが可視化されやすく、転職市場でもニーズが高い
FAQ|CRM/メールマーケティングに年収相場に関するよくある質問
Q. メルマガとCRMって何が違うの?
A. メルマガは“一斉配信”が中心、CRMは“パーソナライズされた最適なタイミング・内容”で配信するのが違いです。
Q. テクニカルな知識はどこまで必要?
A. HTMLで簡単なレイアウト調整ができると有利。タグ設計や配信ロジックへの理解があると評価が上がります。
Q. 事業貢献って実感できる?
A. はい。既存顧客のLTV最大化は売上の“安定土台”であり、CRMが強い会社ほど経営も強いです。
SEO・SEMマーケティング
SEO・SEMマーケティングとは?
SEO(Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)とSEM(Search Engine Marketing/検索エンジンマーケティング)は、Googleなどの検索エンジン上で、自社の情報をユーザーに見つけてもらうための施策です。
SEOは自然検索(オーガニック)、SEMは有料広告(Google広告など)を指し、どちらも**「ニーズが顕在化したユーザー」にリーチできる非常にコンバージョン効率の高い手法**です。
SEO・SEMマーケティングの主な役割
ユーザーの検索行動に合わせて情報設計・露出を最大化
サイト構造・コンテンツ・広告文などを通じて「見つかる仕組み」を作る
検索結果で競合よりも上位に表示され、成果に結びつける
キーワードごとの意図を深く理解し、最適な訴求を届ける
SEO・SEMマーケティング主な業務内容|BtoCの場合
SEO施策(自然検索対策)
キーワード調査、競合調査、記事構成の設計
ブログ・LP・サービスページのSEO最適化(タイトル、見出し、本文構成など)
サイト全体の内部構造(内部リンク、ページ階層)の改善
テクニカルSEO(表示速度、モバイル対応、タグ設計など)
SEM施策(検索広告運用)
Google広告の出稿・運用(検索連動広告、リマーケティングなど)
キーワード選定、広告文作成、入札単価の調整、A/Bテスト
LP最適化と広告効果の最大化
分析と改善
Google Search Console、Google Analyticsなどを使った流入分析
キーワードごとのCVR・滞在時間・離脱率などのモニタリングと改善
自然検索・有料検索両面でのパフォーマンス最適化
SEO・SEMマーケティングのKPI・指標評価
オーガニック流入数/検索順位(主要KWでの順位推移)
検索経由のCVR/売上/会員登録数
セッション数、直帰率、平均滞在時間
有料広告のCPA、CTR、ROAS
LPごとのパフォーマンス比較と改善回数
SEO・SEMマーケティング求められるスキル・経験
SEOライティングまたはディレクション経験
検索広告(Google Ads/Yahoo!広告)の運用スキル
サイト構造・HTMLタグ・CMSの基本的な理解
Google Search Console/GA4などの分析ツール活用スキル
論理的な構成力とキーワード思考
LP最適化やコンテンツ改善のA/Bテスト経験があれば尚良し
SEO・SEMマーケティング年収相場|BtoCの場合
SEO/SEM実務者層:450万〜700万円
SEOリード/広告マネージャー層:700万〜1,000万円
マーケティング統括/グロース責任者層:1,000万〜1,300万円以上
※特にコンテンツメディア、SaaS、EC業界では評価が高く、採用も活発です
FAQ|SEO・SEMマーケティングに関するよくある質問
Q. SEOとコンテンツマーケの違いは?
A. SEOは「検索に最適化された仕組みづくり」、コンテンツマーケは「価値ある情報発信による信頼構築」が目的。両者は連動します。
Q. 広告に頼らず集客できるって本当?
A. SEOで安定した流入を得られれば、広告に依存しない低コスト集客が可能です。ただし成果が出るまでに時間はかかります。
Q. 技術寄り? 文章寄り?
A. 両方の知識が求められますが、企業によっては「SEOエンジニア」と「SEOライター」に分かれているケースもあります。
コンテンツ マーケティング
Content Marketing
コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングは、ユーザーにとって価値のある情報や体験を届けることで、信頼関係を築き、最終的な購買やファン化へつなげるマーケティング手法です。
広告のように「買ってください」と伝えるのではなく、“役に立つ・面白い・共感できる”情報を発信することで、自然にユーザーを惹きつけるのが特徴です。
特にSEO・SNS・CRMなど他の施策と連携しやすく、B2C領域ではブランド価値向上やロイヤル顧客の育成に欠かせない存在となっています。
コンテンツマーケティングの主な役割
ターゲットユーザーの興味・課題に合ったコンテンツを企画・制作
ブログ、動画、SNS、ホワイトペーパーなど、複数フォーマットを活用
信頼関係を築くことでCVR・LTVを高め、ブランドのファンを増やす
SEOやSNSと連動した流入チャネルの強化にも寄与
コンテンツマーケティング主な業務内容|BtoCの場合
コンテンツ企画・制作ディレクション
ユーザーインサイトに基づいた企画立案
ブログ記事、動画、インタビュー記事、SNS投稿、ガイド資料などの構成・制作管理
外部ライターや動画編集者のディレクションも含む
コンテンツカレンダー管理
週次・月次の投稿計画、トピック選定、季節性やイベントに応じた企画設計
SEO・SNS連携
キーワード設計やタイトル改善でのSEO流入最大化
SNS上での拡散を意識した構成・見出し・ビジュアルの調整
効果測定と改善
Google Analytics、Search Console、SNSアナリティクスなどを用いたコンテンツ分析
滞在時間、直帰率、CTR、コンバージョン貢献度などを評価・改善
コンテンツマーケティングのKPI
オーガニック流入数、検索順位、SNSシェア数
ページビュー(PV)、平均滞在時間、直帰率
CTAクリック数/コンバージョン(登録、購入など)
ダウンロード数(資料系)、動画再生回数、リード獲得数
ブランド想起率・ロイヤルティ調査結果など(定性評価)
コンテンツマーケティング求められるスキル・経験
編集・ライティング経験(Webまたは紙媒体問わず)
企画立案力、ユーザー理解、ストーリーテリングスキル
SEOの基本知識と構成改善経験
外注管理・制作ディレクションの経験
SNS/動画/記事など幅広い形式への対応力
定量データをもとに改善提案ができる力
コンテンツマーケティングの年収相場|BtoCの場合
コンテンツ担当者:400万〜650万円
編集長・コンテンツマネージャー層:650万〜900万円
コンテンツ戦略責任者/ブランドリード層:900万〜1,300万円以上
※自社メディアを持つ企業やD2Cブランド、SaaSベンダーでは、コンテンツマーケターの需要は特に高いです
FAQ|コンテンツマーケティングに関するよくある質問
Q. SEOライティングとコンテンツマーケティングは同じですか?
A. 業務や知識的に重なる箇所はありますが、コンテンツマーケティングは「戦略全体の設計」を含み、単なる記事執筆以上の役割を持ちます。
Q. 社内にある情報をどうコンテンツにしますか?
A. 営業、CS、開発などから「お客様の声」「よくある質問」「成功事例」を引き出し、企画化して価値ある形に再編集します。
Q. 記事などは全部自分で書く必要がありますか?
A. 必ずしも自分で書く必要はありません。企画・構成・品質管理を行い、外部パートナーと連携するケースも多いです。
まとめ|B2Cマーケティングの世界は広く、あなたの強みが活きる場所がきっとあります
BtoCマーケティングは、ユーザーの心を動かし、行動を促し、ブランドとの関係を築くという極めて「人間的」なマーケティング領域です。
広告やSEOのように成果が数字で見える分野もあれば、ブランディングやコミュニティのように「目に見えない価値」を育てる仕事もあります。
それぞれの職種には異なる専門性がありますが、共通して求められるのは次のような姿勢です:
ユーザー視点を持つこと
仮説を立てて検証すること
チームと連携しながら成果を生み出すこと
マーケティングの世界に「これが正解」という唯一の道はありません。
だからこそ、あなた自身の個性や経験が強みになります。
このガイドが、あなたのキャリア選択やスキルアップのヒントになることを願っています。
もしマーケティング職での転職などで悩みがある方は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。