BtoBマーケ職完全ガイド|職種一覧・年収・キャリアパス
BtoBマーケティングの世界へようこそ
テック業界におけるBtoBマーケティングの役割は、年々多様化・高度化しています。ひとくちに「マーケティング職」といっても、戦略立案、コンテンツ制作、イベント運営、ツール活用、データ分析、顧客との関係構築など、求められるスキルや仕事内容はポジションごとにまったく異なります。
本ガイドは、BtoBマーケティング領域でキャリアを築くために役立つ実践的な情報を、職種別にわかりやすくまとめたものです。
以下のような方に特におすすめです:
これからBtoBマーケティング職に挑戦したい方
自分のキャリアパスに迷っているマーケターの方
外資系やSaaS業界への転職を検討中の方
マーケター採用を行う企業の人事・マネージャーの方
このガイドを通じて、マーケティング内での「最適な職種」と「必要なスキル」が明確になり、次の一歩を踏み出すためのヒントが得られることを願っています。
BtoBマーケティングとは?
BtoB(Business to Business)マーケティングとは、企業が他の企業に対して製品やサービスを販売するためのマーケティング活動を指します。
BtoC(Business to Consumer)とは異なり、BtoBでは以下のような特徴があります:
✅ 購買プロセスが長く複雑
購入決定には複数の関係者(決裁者・利用者・経理など)が関わるため、営業支援・啓蒙活動・信頼構築が重要になります。
✅ 論理的な価値訴求が求められる
感情に訴えるBtoCとは異なり、ROI(投資対効果)や業務改善、生産性向上といった「ビジネス的メリット」を明確に伝える必要があります。
✅ 営業・プロダクトとの密な連携が必要
マーケティング単体では成果が出にくいため、営業、カスタマーサクセス、プロダクトチームと連携して一貫性のある戦略設計が欠かせません。
✅ 顧客との長期的関係が前提
単発の売上ではなく、サブスクリプションモデルや長期契約が一般的。LTV(顧客生涯価値)を最大化するための継続的な支援が求められます。
なぜ今、BtoBマーケティングなのか?
デジタル化が進み、営業だけでは顧客にリーチできなくなってきた今、マーケティング部門の戦略的な役割がますます大きくなっています。
特にSaaSやIT業界では、リード獲得から商談創出、契約後のオンボーディング・サクセス支援まで、マーケティングが主導する範囲は急拡大中です。
その結果、「マーケティング=広告担当」といった旧来のイメージは過去のものになり、“売上と成長をつくる仕掛け人”としてのBtoBマーケターが求められています。
このような背景を踏まえたうえで、次章からは各ポジションの役割・仕事内容・スキルセット・年収相場などを詳しく見ていきましょう。
BtoC関連でのマーケ職の一覧にご興味がある方はぜひ、以前投稿した「BtoCマーケ職一覧・職種徹底解説」をご覧ください。
BtoBテック業界におけるマーケ職種一覧
このガイドでは、以下のようなBtoBマーケティングに関する職種を取り上げています:
(クリックで各々の職種解説に直接飛べます。)
CMO (Chief Marketing Officer)
BtoBマーケティングでのCMO(Chief Marketing Officer)とは?
グローバルなBtoB環境において、CMO(最高マーケティング責任者)は、BtoC(消費者向け)とは大きく異なる重要な役割を担います。大量消費ではなく、「精度」と「ターゲットへの影響力」が求められます。
グローバルCMOとしてのあなたは、企業の国際的なマーケティング活動を統括し、インバウンドマーケティング、リードジェネレーション(見込み顧客の獲得)、デマンドジェネレーション(需要創出)といった戦略をバランスよく推進していくことが求められます。
CMO(Chief Marketing Officer)の業務内容|BtoBの場合
リードジェネレーションの戦略立案・実行
見込み顧客を特定・獲得するための戦略を構築します。
デマンドジェネレーションの推進
ウェビナーや業界カンファレンスを活用してブランド認知を拡大し、見込み顧客とのネットワークを構築します。
インハウス(社内)とエージェンシー(外注)の最適活用
どのタイミングで外部パートナーを活用し、どこを社内で完結させるかの判断と運用を行います。
セールス部門との連携強化
マーケティングチームと営業チームが一体となり、リード獲得から売上までの一貫性を保ちます。
ターゲット企業の意思決定者を狙った戦略的マーケティング
不特定多数を対象にするのではなく、特定企業内の意思決定層に絞った施策を講じます。
CMO(Chief Marketing Officer)のKPI
リードジェネレーションの効率性
数だけでなく質や成約率を重視。
コンバージョン率(成約率)
リードから顧客への転換率を最重要指標として追跡。
デマンドジェネレーションの効果測定
ブランドの認知度や業界での存在感の向上。
ウェビナー・カンファレンスの成果
参加者のエンゲージメント、獲得リード、イベント後の商談化率など。
グローバルでのブランド認知・市場浸透度
地域別の市場浸透度やブランド認知状況をモニタリング。
社内 vs 外部エージェンシーのROI比較
社内施策と外部施策の成果と投資対効果を比較。
顧客獲得単価(CAC)と顧客生涯価値(CLV)
費用対効果に優れたマーケティングを展開し、長期的な利益貢献を目指します。
CMOに求められる経験やスキル
グローバルBtoBマーケティングでのリーダー経験
インバウンドマーケティングの知見
リード/デマンドジェネレーションの経験
ウェビナーやイベント運営経験
社内外パートナーとの調整能力
意思決定層へのターゲティング力
営業との連携スキル
多文化・多国籍市場への理解
SEO/SEM、SNS、コンテンツマーケティングの実践力
CMO(Chief Marketing Officer)の年収相場|BtoBの場合
エントリーレベル(5年未満):¥8,000,000〜¥12,000,000
ミドルレベル(5〜10年):¥12,000,000〜¥18,000,000
シニアレベル(10年以上):¥18,000,000〜¥25,000,000以上
トップ層(実績・業界での知名度あり):¥25,000,000以上
FAQ|BtoB企業のCMO(Chief Marketing Officer)に関するよくある質問
Q. グローバルBtoBのCMOとして成功するには?
A. 市場を横断する戦略力と、各地域文化に応じた実行力のバランスが鍵です。
Q. デジタルマーケティングの重要性は?
A. 必須です。SEO、SNS、コンテンツ戦略への深い理解が求められます。
Q. 他業界からの転職は可能?
A. 可能ですが、BtoBテック業界への理解や戦略立案力が必要です。
Q. 最大の課題は?
A. テクノロジーの変化と市場の変動に柔軟かつ迅速に対応することです。
Q. どのように成果を測る?
A. KPI(リード、コンバージョン、グローバルブランド浸透度など)で評価されます。
Q. 会社戦略におけるCMOの位置づけは?
A. 単なるマーケティングにとどまらず、商品開発や全社的戦略にも関与します。
Q. CMOとして働くには?
A. ご検討中の方はぜひ弊社までお問い合わせください!
VP of Marketing
マーケティング副社長
VP of Marketing(マーケティング副社長)とは?
VP of Marketingは、特にBtoBテック製品やサービスの分野において、企業のマーケティング戦略をリードする中心的な存在です。
この役職は、企業の成長とパートナーシップの構築を支える戦略的な役割を担います。
マーケティングVPの業務内容|BtoBの場合
グローバルマーケティングキャンペーンの立案・管理
デジタルキャンペーンや対面イベントなどを通じて、マーケティング施策を主導します。
マーケティングトレンドに関する経営陣へのアドバイス
最新トレンドを分析し、社内外のパートナーシップ機会を提案します。
成長を促進する戦略の構築
アライアンス部門や主要ステークホルダーと協力し、需要を喚起する施策を推進します。
グローバルメッセージの地域展開
グローバルメッセージを地域マーケティング施策に反映させ、ローカル市場でも一貫性のあるブランド構築を行います。
マーケティング部門間の連携と協業
グループ全体のマーケティング施策を把握し、他チームと連携できる領域を見極めます。
予算管理とROIの最大化
予算策定からトラッキング、費用対効果の最大化までを一貫して行います。
マーケティングVPのKPI・評価指標|BtoCの場合
リード獲得とパイプライン加速
潜在顧客の獲得と、商談化スピードの向上を重視します。
収益成長への貢献
マーケティング施策が直接売上につながることが求められます。
ROIの策定とモニタリング
マーケティング施策ごとの投資対効果を評価・最適化します。
戦略的成長目標の達成
Cレベルの戦略に連動した成長目標を設定し、データに基づいて実行します。
キャンペーンの有効性
グローバル施策が、需要創出や市場ポジション向上にどれだけ寄与したかを測定します。
地域横断的な整合性の確保
各地域でのマーケティングが、グローバル戦略と矛盾しないよう調整を図ります。
ステークホルダーとの連携・満足度
社内外の関係者との関係性を構築し、満足度を向上させる施策を展開します。
マーケティングVPに求められる経験やスキル
豊富なマーケティング経験(12年以上)
グローバル規模の企業で、成長戦略に関わった実績が求められます。
アライアンス/パートナー向けマーケティング経験(5年以上)
グローバルキャンペーンの設計・実施実績
地域横断型・機能横断型チームのリーダー経験
パートナー関係の構築スキル
高いコラボレーション能力とリーダーシップ
革新性とプロアクティブな姿勢
高い交渉力と外交的なコミュニケーション能力
国内のマーケティングVPの年収相場
VPとしての初任段階:$140,000〜$180,000
地域単位での責任が中心。将来的な成長を見込む段階。中堅レベル:$180,000〜$220,000
より多くの裁量を持ち、戦略立案への関与度が増します。上級レベル:$220,000〜$260,000以上
グローバルな施策やパートナーシップ開発を牽引する立場です。
FAQ|マーケティングVPに関するよくある質問
Q. この役職にデジタルマーケティングのスキルは必須ですか?
A. 必須です。SEO/SEM、ソーシャルメディア、データ分析の活用が重要です。
Q. このポジションは、企業戦略にどう貢献しますか?
A. VP of Marketingは、顧客ニーズや市場動向を把握し、企業の方向性に大きく影響を与えます。
Q. 求められるリーダーシップスキルとは?
A. チームの育成やモチベーション管理、リモートチームとの連携力が求められます。
Q. 成功の評価はどうされますか?
A. リード創出、収益成長、ROI、関係者満足度など複数のKPIで評価されます。
Q. 部門間の連携はどの程度必要ですか?
A. 非常に重要です。営業、開発、カスタマーサクセスなどと密に連携します。
Q. 常に新しいトレンドに対応する必要がありますか?
A. はい。特にBtoBテック業界では変化が激しいため、柔軟性が求められます。
Q. VP of Marketingとして働くには?
A. ぜひ、弊社のこちらのリンクからお問い合わせください!
Head of Marketing
マーケティング統括責任者
テック業界におけるHead of Marketingとは?
特にIT業界において、Head of Marketingは極めて重要な役割を果たします。
テクノロジーに精通したビジネス志向のオーディエンスに向けて、戦略的かつ実行力のあるマーケティングを推進する立場です
Head of Marketing(マーケティング責任者)の主な業務内容|BtoBの場合
戦略立案と実行
グローバル戦略と地域ニーズの双方に沿ったマーケティング戦略を構築・実施します。特に東京市場の特性を理解し、それに応じて調整することが求められます。
ブランド認知とプロモーション活動
PR、ソーシャルメディア、ブランドキャンペーン、カンファレンスなどを通じて、企業の認知度向上を図ります。
デマンドジェネレーションとパイプライン構築
エンタープライズ〜中小企業(SMB)まで、幅広いターゲットに向けて需要創出施策を実施。グローバルやプロダクトマーケティングチームと連携します。
顧客エンゲージメントとアドボカシープログラム
顧客の声を活用したエンゲージメント施策を企画・展開し、ロイヤルティの向上を目指します。
チームの育成とマネジメント
高いパフォーマンスを出せるチームを構築し、育成・採用・コーチングを担います。
部門間の連携推進
営業、プロダクト開発など他部署との連携を強化し、統一された戦略を実行します。
データドリブンな意思決定
データに基づいた戦略判断を行い、キャンペーン効果の分析と最適化を図ります。
市場の分析とローカライズ
市場トレンドや競合動向を踏まえ、キャンペーンやメッセージを地域特性に合わせて調整します。
イノベーションと成長思考
常に新たなアプローチを模索し、成長を促進する思考と行動が求められます。
Head of MarketingのKPI・評価指標|BtoBの場合
ブランド認知度・リーチ
ソーシャルメディアやキャンペーンを通じた認知度・エンゲージメントの拡大を測定します。
リード獲得とコンバージョン率
施策ごとのリード獲得数と、それが商談・売上につながったかどうかを評価します。
パイプラインの拡大
主要セグメント(エンタープライズ、SMB等)でのパイプライン構築状況を追跡します。
市場シェアと浸透率
対象市場におけるシェアとプレゼンスの拡大状況を評価します。
CAC(顧客獲得単価)とCLV(顧客生涯価値)
長期的な利益確保のため、獲得コストと継続収益のバランスを管理します。
顧客アドボカシーとエンゲージメント
顧客の事例活用やイベント参加状況などを通じて、ブランド支持の深さを測定します。
ROMI(マーケティング投資利益率)
キャンペーンごとの効果と費用対効果を評価し、次の戦略に反映します。
チームのパフォーマンスと成長
メンバーのスキル向上や目標達成率を評価し、育成戦略に反映します。
営業との戦略的整合性
マーケティングと営業の連携度(SQL数やファネル転換率)などで測定されます。
Head of Marketingに求められる経験・スキル
ジュニアレベル
学歴:マーケティングまたは関連分野の学士号
経験:3〜5年のデジタルマーケティング・キャンペーン経験
スキル:基本的な業界知識、SEO/SEMツール、コミュニケーション力
中堅レベル
学歴:学士号(MBA歓迎)
経験:5〜10年のBtoBマーケティング、チームマネジメント経験
スキル:戦略立案・実行力、部門間連携、デジタルトレンドへの理解
上級レベル
学歴:マーケティング・経営分野の修士号が望ましい
経験:10年以上の経験(うち多くはテック業界)、戦略策定や経営層との連携実績
スキル:高いリーダーシップ、ビジネスセンス、戦略的思考、組織マネジメント
Head of Marketingの年収相場|BtoBの場合
ジュニアレベル(3〜5年経験)
約 ¥8,000,000〜¥10,000,000中堅レベル(5〜10年経験)
約 ¥10,000,000〜¥15,000,000上級レベル(10年以上)
約 ¥15,000,000〜¥20,000,000以上
FAQ|Head of Marketingに関するよくある質問
Q. IT業界のHead of Marketingの最大のミッションは?
A. グローバル/地域の両視点から成長を牽引するマーケティング戦略の実行です。
Q. 部門間の連携は重要ですか?
A. 非常に重要です。営業・開発などとの連携が成功の鍵です。
Q. デジタルマーケティングの経験はどの程度重視されますか?
A. 必須です。技術的な変化に対応できる力が求められます。
Q. 海外経験は有利ですか?
A. 非常に有利です。グローバル戦略をローカルに展開する際の感覚を養えます。
Q. 他部署との関わりは?
A. 営業、プロダクト開発、カスタマーサクセスと日常的に連携します。
Q. データ分析の役割は?
A. トレンド把握、施策改善、ROI測定のために非常に重要です。
Q. 言語スキルの重要性は?
A. ローカル/グローバル双方と円滑に連携するため、日本語と英語の両方が必要です。
Q. Head of Marketingに転職する方法は?
A. 転職を検討中の方はお気軽に弊社までお問い合わせください!
BtoBマーケティング総合職
Marketing Generalist
BtoBマーケティング総合職とは?
BtoBテック企業におけるマーケティング総合職は、事業目標達成とブランド認知の向上を目的とした戦略立案と実行の両方を担う、非常に重要なポジションです。
この役割では、ビジネス関係の構築や強化、グローバルおよびローカルマーケティングの推進、日本市場に合わせたコンテンツのローカライズなど、広範囲にわたる業務を担当します。
BtoBマーケティング総合職の主な業務内容
戦略的マーケティングのリード
日本市場のビジネス目標に沿ったマーケティング計画を立案・実行。パフォーマンスマーケティングとブランドマーケティングの両面をカバーし、CS、営業、プロダクト、グローバルマーケティング各部門との連携を図ります。
ローカライズとコンテンツ制作
製品メッセージ、営業資料、キャンペーン等のマーケティング資材を日本市場向けに適切に翻訳・調整します。既存コンテンツの翻訳管理と、新たな日本向けコンテンツの制作も含みます。
ウェブサイト・チャネルの管理
日本語版Webサイトおよび他チャネルの管理責任を持ち、現地市場に最適化された運用を行います。
共同マーケティングとパートナーシップ構築
広告ネットワーク、マーケティングプラットフォーム、業界団体、KOLなどとのコラボレーションを通じて、市場での存在感を高めます。
イベント企画・運営
日本国内での主催イベントを企画し、アイディエーション、予算・物流管理、パートナー調整、ベンダー選定、フォローアップまでを担当します。
PR・メッセージング管理
社内リーダーや外部PR代理店と連携し、チャネル全体での企業メッセージの一貫性を保ちます。
パフォーマンス分析
イベント、コンテンツ、メール、PRなどのマーケティング施策の効果を測定し、レポート化・意思決定に活用します。
市場動向の把握と分析
顧客ニーズや業界トレンドの変化を追跡し、戦略の柔軟な見直しを行います。
BtoBマーケティング総合職のKPI
リード獲得数とコンバージョン率
さまざまなチャネルを通じてリードを創出し、その後の商談化・成約率を追跡します。
イベントの成功指標
オフライン/オンラインイベントでの参加者数、リード獲得、フォローアップ効果などを測定します。
ウェビナーのエンゲージメント
参加者数、滞在時間、質疑応答数、フォローアップによる商談化率などをチェックします。
コンテンツ/キャンペーンのパフォーマンス
メール開封率、クリック率、SNSでの反応、リード化率などを評価します。
市場反応と競合動向
業界の変化や競合の動きを踏まえた柔軟な戦略調整が求められます。
CAC(顧客獲得単価)とCLV(顧客生涯価値)
長期的視点での収益性を重視し、コストと価値の最適化を図ります。
営業支援・セールスイネーブルメント
営業チームへのコンテンツ提供や情報共有を通じて、成果にどれだけ貢献できたかを測定します。
予算管理とROI
予算に対する投資回収率を測定し、費用対効果の高い施策運営を行います。
BtoBマーケティング総合職に求められるスキル・経験
BtoB SaaS領域でのマーケティング経験(2〜5年)
グローバル企業での勤務または協業経験
モバイルマーケティングに関する知見(該当領域の場合)
ローカライズと文化的適応スキル
日本語・英語のバイリンガルスキル(必須)
データ分析力とクリエイティブ思考のバランス
リードジェネレーションとデジタル戦略の経験(SEO, SEM, メール, SNSなど)
高いコラボレーション力とチームリード経験
マーケティング・コミュニケーション系の学位
スピード感あるスタートアップ環境への適応力
BtoBマーケティング総合職の年収相場|BtoB・IT業界
ジュニア(経験2年未満):¥8,000,000〜¥10,000,000
中堅(2〜5年):¥10,000,000〜¥13,000,000
シニア(5年以上):¥13,000,000〜¥15,000,000
エグゼクティブ(8年以上・部門責任者):¥15,000,000〜¥17,000,000以上
FAQ|BtoBマーケティング総合職に関するよくある質問
Q. BtoBテックマーケティングは他業界と何が違いますか?
A. 長期的な信頼関係構築と、製品や技術への深い理解が求められます。
Q. ローカライズはどれくらい重要ですか?
A. 非常に重要です。日本市場に刺さる表現と文脈が成果を左右します。
Q. IT業界の知識は必要ですか?
A. 必須です。製品理解・顧客理解・提案力がマーケティングの質に直結します。
Q. BtoCからのキャリアチェンジは可能ですか?
A. 可能ですが、BtoB特有の関係構築力や業界知識が求められます。
Q. デジタルマーケティングの役割は?
A. 非常に重要です。オンラインチャネルでのリード獲得と育成が鍵です。
Q. 言語スキルはどれくらい必要ですか?
A. 日本語と英語の両方が必要です。ローカル施策と本社連携の両立に必須です。
Q. イベントやウェビナーの重要性は?
A. ブランド構築・信頼獲得・見込み顧客との関係深化において非常に効果的です。
Q. BtoBマーケティング職に就くには?
A. Build+では様々なマーケティング職のポジションを扱っているので、転職を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。
広報・コミュニケーション職
BtoB PR & Communications
広報・コミュニケーション職とは?
PR・マーコム(マーケティング・コミュニケーション)担当は、組織のポジティブなイメージを構築・維持するための中心的存在です。
特定のビジネスセグメントをターゲットとしたメディア戦略やブランド認知活動を推進し、企業の市場でのプレゼンスを強化します。
広報・コミュニケーション職の主な業務内容|BtoBの場合
マーケティングコミュニケーション戦略の立案
明確な目標設定、予算計画、施策の策定などを含む包括的な戦略を策定します。
メディアリレーション戦略の策定
新聞・テレビ・Webなど各種メディアでの掲載機会を獲得し、企業ブランドの可視性を高めます。
PR施策の調整・管理
プレスリリースの配信からメディア対応、記者会見の開催など、一連のPR業務を統括します。
メディア関係の構築と維持
新規メディアとの関係構築、既存メディアとの信頼関係維持を両立します。
メディアからの問い合わせ・取材対応
メディア窓口としての対応を行い、適切なメッセージ伝達と取材調整を担います。
コンテンツ制作
プレスリリース、記事、講演資料など、ターゲット層に響く質の高いコンテンツを作成します。
成果のモニタリング・報告
PR施策の効果測定を定期的に行い、必要に応じて改善策を講じます。
ブランド管理
地域市場でのブランドイメージを維持・強化し、企業の価値観と整合性を保ちます。
広報・コミュニケーション職のKPI・評価指標|BtoBの場合
主要メディアへの掲載件数・質
露出回数だけでなく、掲載媒体の影響力やトーンなど質的要素も重要です。
リード獲得・コンバージョン率
PR施策がビジネス機会にどれだけ貢献しているかを数値化します。
ブランド認知と評判管理
SNSでの言及数、ブランド好感度調査、メディア論調分析などを通じて認知度と印象を追跡します。
コンテンツエンゲージメント
プレスリリースや記事の読了率、共有数、クリック率などでコンテンツの影響力を測定します。
イベント効果・参加者数
記者発表会やメディア向けイベント等の参加率と成果を測定します。
四半期/年間のPR成果報告
活動全体の振り返りを行い、課題と改善策を整理して経営陣に報告します。
予算管理とROI測定
投資対効果の高いPR活動を推進するため、費用対効果を継続的に評価します。
広報・コミュニケーション職に求められるスキル・経験
PR経験(3年以上):キャンペーン企画・実施の実績が必要です。
優れた文章作成・編集力:プレスリリースや講演資料などを説得力ある形で作成。
メディアリレーション構築スキル:掲載獲得・問い合わせ対応などで信頼構築が不可欠。
戦略的思考と計画スキル:目標から逆算してPRプランを立案できる能力。
データ分析力:成果指標を分析し、施策改善につなげられる能力。
イベント企画経験:PRイベントの構想・準備・実行・振り返りの経験が求められます。
チームワーク・リーダーシップ:社内外と協力し、チームを牽引できる力。
テック業界への理解:専門性の高い内容を正確に伝えるための業界知識。
広報・コミュニケーション職の年収相場|BtoBの場合
ジュニア(0〜2年):¥3,500,000〜¥5,000,000
主にサポート業務に従事し、基礎スキルを習得する段階。
中堅(3〜5年):¥5,500,000〜¥8,000,000
より大きなプロジェクト管理や小規模チームのリードも担当。
シニア(6年以上):¥8,500,000〜¥12,000,000以上
戦略設計・チームマネジメントなど、より経営に近い視点が求められるレベル。
リーダー/エグゼクティブ層:¥12,000,000以上
広報・コミュニケーション全体の責任者。全社的なブランド方針策定などを担当。
FAQ|広報・コミュニケーション職に関するよくある質問
Q. PR職の企業間での違いは?
A. 業界や企業規模により、重点領域(メディア対応重視か、コンテンツ重視かなど)が異なります。
Q. 業界経験は必要ですか?
A. 特にIT業界では必要性が高いです。製品理解がコミュニケーションの質に直結します。
Q. キャリア展開は?
A. ジュニア→中堅→シニア→部門長と段階的に成長していきます。
Q. 言語スキルはどれくらい重要ですか?
A. 日本語・英語、両言語での運用能力が非常に重視されます。
Q. 主な課題は?
A. テクノロジーの変化スピード、24時間ニュースサイクル、メディア環境の変化への適応です。
Q. 最近のPR職の変化は?
A. デジタル化により、SNSやデータ活用を重視した施策が中心になっています。
Q. SNSはどれくらい重要ですか?
A. 非常に重要です。情報発信・ブランド対話・世論把握などに活用されています。
Q. 異業種からの転職は可能ですか?
A. ジャーナリズム、コーポレートコミュニケーション、マーケティングなどからの転向も可能です。
Q. BtoB職の広報で働くには?
A. Build+では様々なマーケティング職のポジションを扱っているので、転職を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。
プロダクトマーケティング
Product Marketing
プロダクトマーケティングとは?
プロダクトマーケティングは、製品の成功をマーケットで実現するための橋渡し役です。
製品の立ち上げから市場浸透、競合との差別化までを担い、営業・開発・カスタマーサクセス・経営陣との連携を通じて、ビジネスの成長を加速させます。
プロダクトマーケティングの主な業務内容|BtoBの場合
ポジショニングとメッセージ構築
製品の差別化ポイントを明確にし、ターゲットごとに最適な訴求メッセージを策定します。
製品ローンチ管理
新機能や製品の市場投入時に、社内外に向けた包括的なローンチ計画を立案・実行します。
市場・競合分析
ターゲット市場のニーズや業界動向、競合プロダクトを分析し、戦略立案に活用します。
営業支援(セールスイネーブルメント)
営業資料、デモツール、FAQ、カスタマージャーニー資料などを提供し、営業活動を支援します。
カスタマーリサーチ
既存・潜在顧客に対するインタビューやアンケートを通じて、インサイトを収集し、製品戦略に反映します。
価格設定・パッケージ戦略
ビジネスモデルに応じた適切な価格設計・プラン設定を行います。
クロスファンクショナルな調整
開発、マーケティング、営業、カスタマーサクセスなど複数部門との調整を日常的に行います。
プロダクトストーリーテリング
ユーザーに響く製品ストーリーを構築し、理解・共感・購入へとつなげます。
プロダクトマーケティングのKPI・評価指標
製品ローンチの成功率
タイムライン、スコープ、社内外への影響度などを基に成功を評価します。
市場浸透率と売上拡大
対象セグメントにおける導入企業数や売上増加率を追跡します。
営業成果支援度
営業部門からのフィードバック、提供資料の活用率、商談成功率などを評価します。
競合優位性の獲得
自社製品が競合に比べて優位な点をいかにうまく伝えられたか、勝率データなどで測定します。
価格戦略の有効性
価格・パッケージ変更が収益・獲得数にどう影響したかを追跡します。
カスタマーインサイトの質と活用
リサーチ結果の社内共有・意思決定への反映度をチェックします。
製品メッセージの一貫性
営業資料、ウェブサイト、PRなどすべてのチャネルで統一された伝え方がされているかを確認します。
プロダクトマーケティングに求められるスキルや経験
プロダクトマーケティング経験
BtoB SaaSでの実務経験が望ましいです。
英語・日本語のバイリンガルスキル
海外本社やローカル営業との連携が必須になります。
戦略思考と分析力
データをもとにした意思決定が求められます。
強いストーリーテリング力
技術的な内容を顧客目線で表現できる力も重要です。
プロジェクトマネジメント力
複数部門を巻き込んでのローンチ管理などもスコープに入ってきます。
顧客インサイトの収集力
課題や期待を引き出すヒアリングスキルも重要です。
市場調査・競合分析スキル
継続的に外部情報を取り入れられることも仕事の一環となります。
チーム連携・巻き込み力
クロスファンクションな活動が中心です。
プロダクトマーケティングの年収相場|BtoBの場合
ジュニア(0〜2年):¥5,000,000〜¥7,000,000
中堅(3〜5年):¥7,500,000〜¥10,000,000
シニア(6年以上):¥10,000,000〜¥14,000,000
リード・マネージャー層:¥14,000,000以上
FAQ|プロダクトマーケティングに関するよくある質問
Q. プロダクトマーケターは何をする人ですか?
A. 製品が市場で成功するよう、市場分析・ポジショニング・営業支援など多面的に関わる役割です。
Q. セールスとの違いは?
A. 営業は「売る」役割、プロダクトマーケは「売れる仕組みを作る」役割です。
Q. エンジニアと関わることはありますか?
A. 多くあります。製品理解とフィードバック共有が日常業務です。
Q. 海外とのやり取りはありますか?
A. 頻繁にあります。本社のPMMチームやグローバルマーケとの連携が重要です。
Q. どんな業界が多いですか?
A. SaaS、クラウド、セキュリティ、Fintech、HRtechなどテック業界が主流です。
Q. 他の職種からのキャリアチェンジは可能でしょうか?
A. セールス、カスタマーサクセス、プロダクトマネージャー、マーケティング経験者などからの転向が多いです。
エンタープライズマーケティング
Enterprise Marketing
エンタープライズマーケティングとは?
エンタープライズマーケティングは、主に大企業(エンタープライズ顧客)を対象にしたBtoBマーケティング施策を設計・実行する専門職です。
このポジションでは、複雑な意思決定プロセスを持つ大手顧客に対して、ブランド認知からリード創出、関係構築、商談化までの全工程に関与します。
エンタープライズマーケティングの主な業務内容|BtoBの場合
ターゲット企業に特化したキャンペーン設計
業界・企業ごとの課題やニーズに合わせて、パーソナライズされたメッセージや施策を展開します。
営業チームとの密な連携
アカウントエグゼクティブ(AE)やソリューションセールスと連携し、商談を後押しするマーケティングを実施します。
パーソナライズド・アカウントベースドマーケティング(ABM)の実施
対象企業ごとにカスタマイズされたマーケティング戦略を設計・運用します。
イベントとエグゼクティブ向け施策の企画・実行
カスタマイズ型のセミナー、Cレベル向けの招待制イベント、1on1ミーティングなどを通じて信頼関係を構築します。
デジタルチャネルの活用と統合
メール、LinkedIn広告、ホワイトペーパー、業界レポートなどを活用して、特定アカウントへの認知・関心を高めます。
戦略資料のローカライズ・制作
グローバルの資料をベースに、日本市場に適したコンテンツを翻訳・編集・発信します。
キャンペーン成果のトラッキングと最適化
各施策の反応・成果を測定し、次のアプローチに活かします。
エンタープライズマーケティングのKPI・評価指標
ターゲットアカウント内でのリード獲得数
ABMやイベントを通じて、意思決定者レベルでのリードを獲得できたか。
商談数・商談化率(SQL)
マーケティングによって営業がアプローチすべき機会をどれだけ創出できたか。
ターゲット企業内でのブランド認知・エンゲージメント
開封率・クリック率・資料ダウンロード数などを通じて関心の度合いを評価。
イベントの質とエンゲージメント
来場率、意思決定者比率、フォローアップによる商談化などを計測。
ABM施策ごとの成果比較
対象企業ごとのROI、アプローチ手法別の効果測定など。
営業との整合性と連携度
提供資料の活用度、営業満足度、情報共有の頻度なども重要です。
エンタープライズマーケティングに求められるスキル・経験
ABM(アカウントベースドマーケティング)経験
企業ごとにカスタマイズした施策の企画・実行ができる能力。
BtoBセールスと連携したマーケティング経験
パイプラインの創出も含まれます。
コンテンツ企画・編集・ローカライズスキル
データ分析力とKPI管理スキル
クロスファンクショナルなチーム連携スキル
英語力(グローバルチームや本社との連携に必要)
成長に貢献できるコラボレーションスキル。
大手企業向けのイベント運営・施策経験
日本市場特有のビジネス
エンタープライズマーケティングの年収相場|BtoBの場合
ジュニア(2年未満):¥6,000,000〜¥8,000,000
中堅(3〜5年):¥8,500,000〜¥11,000,000
シニア(5年以上):¥11,000,000〜¥14,000,000
エンタープライズリード・マネージャー層:¥14,000,000〜¥18,000,000以上
FAQ|エンタープライズマーケティングに関するよくある質問
Q. ABMと通常のデジタルマーケの違いは?
A. ABMは企業単位で施策をカスタマイズする点が特徴です。一斉配信型の施策とは異なり、深い理解と個別対応が必要です。
Q. セールスとの連携はどれくらい大事?
A. 重要です。施策のタイミングやメッセージの一貫性を保つため、密な連携が不可欠です。
Q. 一般的なイベントとエンタープライズイベントの違いは?
A. ターゲットが意思決定者であるため、内容・招待方法・運営がより戦略的になります。
Q. この職種はどんな企業に多い?
A. 外資系SaaS、クラウド、Fintech、AI、セキュリティ関連企業などで需要が高いです。
Q. 英語力は必須ですか?
A. 多くの場合必要です。グローバルキャンペーンや資料翻訳、海外とのミーティングが日常的に発生します。
Q. 他のマーケ職種との違いは?
A. より狭く・深く・高単価の商談創出を目指す点で、他の職種より戦略性が求められます。
アカウントベースドマーケティング
Account-Based Marketing:ABM
アカウントベースドマーケティングとは?
Account-Based Marketing(ABM)は、特定のターゲット企業(アカウント)に焦点を当ててマーケティング戦略を設計・実行する手法です。
ABM担当者は営業チームと密接に連携し、戦略的なアカウントに向けてカスタマイズされたキャンペーンを展開。個社ごとの課題やニーズに応じた高精度なアプローチを行い、商談や契約獲得を強力にサポートします。
アカウントベースドマーケティングの主な業務内容
ターゲットアカウントの選定と優先順位付け
インテントデータ、売上ポテンシャル、業界動向などをもとに注力アカウントを決定します。
カスタマイズドキャンペーンの設計
ターゲット企業ごとのニーズに合わせたコンテンツ、イベント、広告、メールなどを設計します。
セールスチームとの密な連携
AE(アカウントエグゼクティブ)と協力し、営業活動と整合性のある施策を展開します。
1:1、1:FEW、1:MANY のABM施策実施
ターゲット数や戦略レベルに応じて柔軟な施策モデルを運用します。
パーソナライズドコンテンツの制作
専用ランディングページ、カスタム動画、ホワイトペーパー、招待状などを企業ごとに制作。
マルチチャネルでの展開
メール、LinkedIn広告、ダイレクトメール、イベント招待など多面的に接点を創出します。
成果分析とレポーティング
ターゲットアカウントごとの反応、エンゲージメント、商談化などを継続的に追跡・報告します。
アカウントベースドマーケティングのKPI・評価指標
ターゲットアカウント内での接点数と反応率
メール開封率、広告クリック率、イベント出席率などで関心度を測定。
商談化率(SQL)
ABM施策によって創出された商談の数と質。
ターゲット企業との関係深化度
マルチタッチエンゲージメント、購買関与者の数、Cレベルとの接点など。
営業からのフィードバックと満足度
ABM施策の有用性、タイミング、内容の整合性に対する営業チームの評価。
アカウント単位のROI
各アカウントに対する施策の投資対効果を追跡・最適化。
コンテンツ活用率と反応率
ABM向けに作成した資料のダウンロード数、再利用頻度など。
施策単位のパフォーマンス比較
1:1、1:FEW、1:MANY施策ごとの反応の差異を分析し、次回施策に活用。
アカウントベースドマーケティングに求められるスキルや経験
ABM施策の立案・実行経験(BtoB・SaaS領域での実務経験が特に有利)
BtoBセールスや営業企画との連携経験
パーソナライズドコンテンツの企画・制作スキル
戦略思考とクリエイティブの両立
分析スキルとKPI管理能力
ローカル市場・業界動向の理解
チームでのプロジェクト推進スキル
英語力(グローバルとの協業や資料翻訳が求められることが多い)
マーケティングオートメーション・CRMツールの利用経験
アカウントベースドマーケティングの年収相場
ジュニア(1〜2年):¥6,000,000〜¥8,000,000
中堅(3〜5年):¥8,000,000〜¥11,000,000
シニア(5年以上):¥11,000,000〜¥14,000,000
ABMマネージャー・リード職:¥14,000,000〜¥17,000,000以上
FAQ|アカウントベースドマーケティングに関するよくある質問
Q. ABMと通常のマーケティング施策の違いは?
A. ABMは「特定企業に深く刺さる」ことを重視します。一方、通常のデマンドジェンは広範なリード獲得が主目的です。
Q. どの部門と連携するのでしょうか?
A. 主に営業部門ですが、コンテンツチーム、製品部門、CS、イベントチームとも密に協働します。
Q. 英語力はどの程度必要ですか?
A. 外資系企業では必須レベルです。グローバル本社とABMフレームワークを共有するケースが多いためです。
Q. ABMで重要なスキルは?
A. ターゲット理解力、営業連携力、コンテンツ設計力、データ分析力が特に求められます。
Q. BtoB初心者でもABMに就けますか?
A. 一部可能ですが、BtoB営業やマーケ経験があると即戦力になりやすいです。
Q. 成果はどのように測りますか?
A. アカウント単位での商談数、エンゲージメント、最終的な受注が主な指標です。
グロースマーケティング
Growth Marketing
グロースマーケティングとは?
グロースマーケティングは、データに基づきながらユーザー獲得・定着・収益化を加速させることに特化したマーケティング領域です。
この職種は、仮説検証・A/Bテスト・チャネル最適化などの施策を高速で回しながら、ユーザーライフサイクル全体にわたる成長を推進します。
グロースマーケティング主な業務内容|BtoBの場合
ユーザー獲得チャネルの構築・最適化
SEO、SEM、SNS広告、アフィリエイトなどを活用して質の高いトラフィックを獲得。
データ分析とA/Bテストの実施
ユーザー行動・ファネル分析・コンバージョン率をもとに継続的な最適化を行います。
ファネル最適化とオンボーディング改善
ユーザーがプロダクトをスムーズに使い始められるよう、UI/UX・メール設計・チュートリアルを改善します。
パフォーマンスベースのキャンペーン運用
明確なKPIを持ったデジタル広告やLP施策の運用・改善なども含まれます。
クロスファンクショナルな連携
エンジニア、デザイナー、プロダクト、営業、CSと連携してユーザー体験全体を最適化します。
成長ハック施策の企画・実行
新たな獲得手法、紹介プログラム、バイラル要素、価格施策などを試し、成果を分析します。
LTV最大化に向けた施策立案
既存ユーザーの定着・アップセル・クロスセルの促進も重要です。
グロースマーケティングのKPI・評価指標
CAC(顧客獲得単価)
新規ユーザー1人を獲得するためのコスト。
LTV(顧客生涯価値)
ユーザー1人あたりの平均収益(定着・継続率に大きく関係)。
ファネル各段階の転換率(CVR)
トップ(訪問)〜ボトム(購入・登録)までの各ステップの改善率。
CPA(成果単価)/ROAS(広告投資利益率)
広告にかけた費用対成果の効率を継続的に測定。
チャーン率(解約率)と定着率
初回訪問後の継続利用率・課金継続率の改善。
テスト回数と学習スピード
A/Bテストの頻度と改善インサイトの反映スピード。
グロースマーケティングに求められるスキル・経験
SQL・Google Analyticsなどを使ったデータ分析スキル
SEO/SEM、SNS広告などデジタルマーケティング実務経験
ユーザー行動のファネル設計・改善経験
A/Bテスト・仮説検証型の思考法
LTV/CAC/ROASなどの主要指標に基づく意思決定
マーケティングツール(MA、BI、CRMなど)の活用経験
UX・オンボーディング改善の経験
成長への強い執着と検証を楽しむマインドセット
エンジニアやデザイナーとの協業経験
グロースマーケティングの年収相場|BtoBの場合
ジュニア(0〜2年):¥5,000,000〜¥7,000,000
中堅(3〜5年):¥7,500,000〜¥10,000,000
シニア(5年以上):¥10,000,000〜¥13,000,000
グロースリード/マネージャー層:¥13,000,000〜¥16,000,000以上
FAQ|グロースマーケティング(Growth Marketing)に関するよくある質問
Q. グロースマーケと通常のマーケティングの違いは?
A. 通常はブランド認知やキャンペーンが中心ですが、グロースマーケは「成長=数値改善」に特化した職種です。
Q. 開発やデザインと関わりますか?
A. 多くの施策がUI/UXや実装と関係するため、日常的に連携が必要です。
Q. テストや仮説が外れても問題ないでしょうか?
A. むしろ歓迎です。学びを得て次に生かす文化が大切です。
Q. 他職種からの転向は可能ですか?
A. デジタル広告、データ分析、プロダクトなどからのキャリアチェンジが多いです。
Q. グロース職の魅力はなんでしょうか?
A. 小さな改善が売上やユーザー体験に直結するため、やりがいが非常に大きいです。
デマンドジェネレーション
Demand Generation
デマンドジェネレーション(Demand Generation)とは?
デマンドジェネレーションは、新規顧客や見込み顧客からの「需要」を計画的に生み出すことを目的としたマーケティング領域です。
このポジションでは、リード獲得からナーチャリング、営業との連携までを統括し、パイプラインと売上の成長に直接貢献します。
デマンドジェネレーションの主な業務内容
リード獲得戦略の策定と実行
広告、SEO、ホワイトペーパー、ウェビナー、展示会など多様なチャネルを活用して見込み顧客を獲得します。
リードナーチャリング(育成)施策の実施
メール、コンテンツ、セグメント別施策を通じて、見込み顧客を購入意欲の高い状態へと導きます。
マーケティングファネルの最適化
TOFU(Top of Funnel)〜 BOFU(Bottom of Funnel)までのプロセス全体を管理・改善を行います。
営業チームとの連携(SMarketing)
SQL(Sales Qualified Lead)への移行を目指して営業チームと連携し、質の高いリードを提供します。
キャンペーンの設計と運用
年間・四半期単位でのキャンペーン計画を立案し、PDCAを回します。
コンテンツとの連携
資料ダウンロード、ブログ、ケーススタディなどの活用を通じて、リード獲得・ナーチャリングを支援します。
テクノロジーの活用
MA(マーケティングオートメーション)ツールやCRMを駆使して、スケーラブルな施策を実施します。
デマンドジェネレーションのKPI
リード獲得数(MQL)
月間・四半期でどれだけの有効な見込み顧客を創出できたか。
リードの質とSQL転換率
営業がフォローしたくなるような質の高いリードを提供できているか。
パイプライン貢献額
施策を通じて創出された商談の総額(営業パイプラインへの貢献度)。
コンバージョン率(CVR)
LP訪問 → フォーム送信 → 商談化など、各段階の遷移率。
CPA(1件あたりの獲得単価)
各チャネルや施策ごとの効率性を測定。
ナーチャリング経由の受注数
リード育成がどれだけ売上につながったかを評価。
キャンペーンROI
実施したマーケ施策ごとの費用対効果。
営業満足度
提供リードに対する営業チームのフィードバックや連携のスムーズさも重要な指標です。
デマンドジェネレーションに求められるスキル・経験
BtoBマーケティング実務経験(特にSaaS・IT業界での経験が有利)
リード獲得〜ナーチャリングまでの施策運用スキル
デジタルチャネル(Google広告、LinkedIn、SEO等)の活用経験
MAツール(Marketo, Hubspot, Pardot等)およびCRMツールの使用経験
KPI管理と分析スキル
営業チームとの連携・調整スキル
キャンペーン企画・管理能力
BtoBファネル構造とその改善に関する知識
英語力(外資系・グローバル企業では必須)
デマンドジェネレーションの年収相場|BtoBの場合
ジュニア(1〜2年):¥6,000,000〜¥8,000,000
中堅(3〜5年):¥8,000,000〜¥11,000,000
シニア(5年以上):¥11,000,000〜¥14,000,000
デマンドジェネレーションリード:¥14,000,000〜¥17,000,000以上
FAQ|デマンドジェネレーションに関するよくある質問
Q. デマンドジェンとグロースマーケティングの違いは?
A. デマンドジェンは主に「新規リード獲得と育成」が中心。グロースは「ユーザーの継続や収益最大化」も含みます。
Q. SQLって何?
A. Sales Qualified Leadの略で、営業が商談化に値すると判断したリードのことです。
Q. BtoB未経験でも挑戦できますか?
A. 基礎的なマーケティング経験があれば可能ですが、BtoB特有のファネル理解は必須です。
Q. 定量指標だけで評価されますか?
A. 基本は数値成果が重視されますが、営業との連携スキルや業務改善力も重要です。
Q. 日本でデマンドジェネレーションの求人は多いでしょうか?
A. 特にSaaS企業やグローバルIT企業を中心に需要が高まっています。
カスタマーマーケティング
Customer Marketing
カスタマーマーケティング(Customer Marketing)とは?
カスタマーマーケティングは、既存顧客との関係性を深め、ロイヤルティ向上、アップセル・クロスセルの促進、リファラル(紹介)の獲得を目的としたマーケティング領域です。
この職種は、新規顧客獲得ではなく「すでに契約している顧客」に焦点を当て、LTV(顧客生涯価値)の最大化を担います。
カスタマーマーケティングの主な業務内容
顧客コミュニケーションの設計
メールキャンペーン、プロダクトアップデート、ニュースレターなどを通じて、継続的な接点を維持します。
アップセル/クロスセルの促進
顧客の利用状況やニーズに応じた提案を行い、追加契約や別製品の導入を促します。
顧客向けイベント・ウェビナーの開催
新機能紹介、成功事例共有、Q&Aなどを通じて顧客満足度を向上させます。
顧客成功事例(ケーススタディ)の制作
顧客の成功体験をコンテンツ化し、他の見込み顧客への訴求や営業資料として活用します。
リファラル・レビュー・NPSの活用
満足度の高い顧客からレビュー、推薦、紹介などを引き出す施策を設計します。
契約更新の支援
更新時期にあわせた情報提供やサポートの提供を通じて、解約リスクを低減します。
顧客の声(VoC)の収集と活用
アンケート、インタビュー、フィードバックから得られた情報を製品・施策改善に反映します。
カスタマーマーケティングのKPI・評価指標
NPS(ネット・プロモーター・スコア)
顧客が自社を他人に薦めたいと思うかどうかを測る指標。
アップセル/クロスセル率
既存顧客からの追加収益の割合。
リファラル獲得数
紹介によって新たに獲得したリードや顧客数。
契約更新率/チャーン率
解約防止・継続率の改善。
ケーススタディの制作数/活用度
顧客の声をどれだけコンテンツに活かしているか。
エンゲージメント率
イベント参加率、メール開封率、フィードバック回答率などの指標。
CSチームや営業チームとの連携成果
顧客対応の質向上、提案活動のサポートなど間接的な貢献度。
カスタマーマーケティングに求められるスキル・経験
BtoBマーケティングもしくはカスタマーサクセスの実務経験
高いコミュニケーションスキルと顧客対応経験
イベント企画・運営スキル
VoC(顧客の声)を収集・分析・活用するスキル
アップセル・リテンションに関する理解と戦略立案力
コンテンツ企画・制作力(ケーススタディ、ニュースレターなど)
NPSやエンゲージメントデータの活用経験
チーム間調整力(営業・CS・プロダクトとの連携)
英語力(外資系・グローバル環境では必須)
カスタマーマーケティングの年収相場
ジュニア(1〜2年):¥5,000,000〜¥7,000,000
中堅(3〜5年):¥7,000,000〜¥10,000,000
シニア(5年以上):¥10,000,000〜¥13,000,000
カスタマーマーケティングマネージャー層:¥13,000,000〜¥15,000,000以上
FAQ|カスタマーマーケティングに関するよくある質問
Q. カスタマーマーケとカスタマーサクセスの違いは?
A. CSは「個別の顧客支援」が中心。マーケティングは「仕組み化された顧客アプローチ」に特化します。
Q. BtoB未経験でも可能?
A. 顧客対応経験があれば適性がありますが、BtoB特有の購買プロセス理解が求められます。
Q. どの部門と連携する?
A. CS、営業、製品、コンテンツチームとの連携が頻繁に発生します。
Q. 評価は何で決まる?
A. アップセルやリファラルの貢献、NPS改善、顧客満足度向上などが主な指標です。
Q. どんな企業に多い?
A. SaaS、クラウド、BtoB IT、HRtech、Fintech系企業での需要が高いです。
コミュニティマーケティング
Community Marketing
コミュニティマーケティングとは?
コミュニティマーケティングは、ユーザー同士や顧客との関係性を深める“場”をつくり、エンゲージメント・ブランドロイヤルティ・口コミ効果を最大化することを目的としたマーケティング手法です。
この職種では、単なる一方向的なプロモーションではなく、ユーザーとの対話・参加・共創を通じてブランドの価値を育てていきます。
コミュニティマーケティングの主な業務内容|BtoBの場合
コミュニティ戦略の策定
ターゲットとなるユーザー層や目的(例:学習支援・成功共有・ネットワーキング)に応じた方針を設計します。
イベント・ミートアップの企画・運営
オンライン・オフライン問わず、ユーザー同士のつながりを生む場を継続的に提供します。
オンラインプラットフォームの管理・活性化
Slack、Discord、Facebookグループ、フォーラムなどを通じた日常的な対話の促進とモデレーション。
アンバサダープログラムの設計・運用
コミュニティ内で影響力のあるユーザーに役割を与え、ブランドの“共創者”として巻き込みます。
コンテンツ共創・UGC(ユーザー生成コンテンツ)促進
ユーザーによる投稿、レビュー、ブログ、動画などを後押しし、発信を支援します。
コミュニティフィードバックの社内展開
ユーザーの声を製品・サービス・施策改善に反映させます。
コミュニティKPIの分析と改善
参加率、投稿数、継続率、満足度などをもとにPDCAを回します。
コミュニティマーケティングのKPI・評価指標
エンゲージメント率
アクティブユーザー数、投稿・コメント数、イベント参加率などの行動指標。
コミュニティ満足度
定期的なアンケートやNPSにより、メンバーの満足度を把握。
コミュニティ経由での紹介数・売上
コミュニティ参加者によるリファラルやUGCがどれだけ商談や契約につながったか。
継続参加率(リテンション)
一度参加したメンバーがどれだけ継続して関わっているか。
UGC(ユーザー生成コンテンツ)数
イベントレポート、体験談、レビューなどの発信量。
アンバサダー活動数
運営支援・登壇・投稿・SNS拡散などの実施回数。
コミュニティマーケティングに求められるスキル・経験
ユーザーコミュニティの企画・運営経験
イベント運営スキル(オンライン/オフライン両方)
SNS・フォーラム運用スキル
共感力と高いコミュニケーション力
ユーザー視点でのコンテンツ発信・支援経験
フィードバックを吸い上げ、社内に伝える力
プロジェクトマネジメントスキル
英語力(グローバルブランドの日本コミュニティ運営などの場合)
マーケティングやCSとの連携経験
コミュニティマーケティングの年収相場
ジュニア(1〜2年):¥4,500,000〜¥6,500,000
中堅(3〜5年):¥6,500,000〜¥9,000,000
シニア(5年以上):¥9,000,000〜¥12,000,000
コミュニティマネージャー/リード職:¥12,000,000〜¥14,000,000以上
FAQ|コミュニティマーケティングに関するよくある質問
Q. コミュニティマーケとカスタマーマーケティングの違いは?
A. カスタマーマーケは施策主導型、コミュニティマーケはユーザー主導型での関係構築が中心です。
Q. 売上にどう貢献しますか?
A. 口コミ・リファラル・LTVの向上・解約率の低下などを通じて、間接的に大きな成果を生みます。
Q. BtoBでもコミュニティは必要で鵜sか?
A. 必要です。特にSaaS、開発者向けツール、プロフェッショナルサービス領域では重要視されています。
Q. スキルセットは何が求められる?
A. ファシリテーション、イベント運営、オンラインコミュニケーション力、分析力などが必須です。
Q. コミュニティ職に将来性はありますか?
A. 顧客との信頼構築が重視される今、需要が高まっている職種です。
コンテンツマーケティング
Content Marketing
コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングは、ターゲット顧客にとって価値ある情報を提供することで、ブランド認知・リード獲得・エンゲージメント向上を図るマーケティング手法です。
この職種では、記事、ホワイトペーパー、ウェビナー、動画、SNS投稿など多様なコンテンツを企画・制作・配信し、マーケティングファネル全体に影響を与えます。
コンテンツマーケティングの主な業務内容|BtoBの場合
コンテンツ戦略の立案
ペルソナ・カスタマージャーニーに基づいて、目的別に必要なコンテンツを設計します。
記事・ホワイトペーパー・eBookなどの執筆/編集
専門性と読みやすさを両立させた高品質な文章コンテンツの制作にも携わります。
動画/ウェビナーの企画・運営
エデュケーショナルコンテンツ、デモ、インタビューなどを通じて、視覚的に価値を提供します。
SEO最適化
ターゲットキーワードの調査、構成設計、内部リンク戦略を通じて自然検索からの流入を増加するための施策を練ります。
SNSコンテンツの運用
LinkedInやX(旧Twitter)など、BtoBに適したチャネルで定期的にコンテンツを発信していきます。
営業・ABM・Demand Genチームとの連携
コンテンツの再利用・共有を通じて、リード獲得や商談促進のサポートもします。
制作管理と外部パートナーとの協業
デザイナー、ライター、翻訳者などとの調整・ディレクションも担当します。
コンテンツマーケティングのKPI・評価指標
コンテンツごとのPV/CV数
記事やホワイトペーパーのアクセス数、ダウンロード数、CTAのクリック率など。
SEO経由トラフィックの増加
オーガニック検索からのセッションやランディング率。
リード獲得件数/質
コンテンツ経由で獲得したリードの数や、商談化した割合。
コンテンツシェア/エンゲージメント率
SNSやウェビナーでのシェア数、いいね、コメント数などの反応。
営業・CSチームでのコンテンツ利用率
実際の現場で使われているか、どれだけ営業支援に役立っているか。
制作スピードと品質管理
リードタイム、フィードバック対応、誤字脱字などのチェック体制も含む。
コンテンツマーケティングに求められるスキル・経験
編集・ライティング経験(BtoB領域であれば尚可)
SEOコンテンツ制作経験
クリエイティブな企画力と論理的構成力
ウェビナー・動画コンテンツの制作スキル
CMS・WordPressなどの基本操作スキル
プロジェクト管理・進行管理スキル
MA/CRMツールの活用経験(Hubspot、Marketoなど)
英語力(外資系企業やローカライズ業務で必須となることが多い)
ブランドトーンの理解と体現力
コンテンツマーケティングの年収相場|BtoBの場合
ジュニア(1〜2年):¥4,500,000〜¥6,500,000
中堅(3〜5年):¥6,500,000〜¥9,000,000
シニア(5年以上):¥9,000,000〜¥12,000,000
コンテンツマーケティングマネージャー層:¥12,000,000〜¥14,000,000以上
FAQ|コンテンツマーケティングに関するよくある質問
Q. コンテンツマーケの目的は?
A. 単なる情報発信ではなく、リード獲得・営業支援・信頼構築などビジネス成果につなげることです。
Q. BtoBコンテンツは何が違いますか?
A. 専門性・信頼性・論理性が重視される点がB2Cとの大きな違いです。
Q. 書くだけの仕事でしょうぁ?
A. いいえ。戦略立案から配信・改善まで一連の施策を担います。
Q. 他職種とどう連携しますか?
A. 営業・プロダクト・Demand Gen・ABMなど複数部門と協業する場面が多いです。
Q. 翻訳やローカライズの経験は必要ですか?
A. 外資系ではグローバル資料の日本向け翻訳・編集も重要な業務の1つです。
フィールドマーケティング
Field Marketing
フィールドマーケティングとは?
フィールドマーケティングは、特定の地域・市場・ターゲットアカウントに対して、営業成果を直接支援するローカル主導型マーケティングです。
営業チームと密接に連携しながら、イベント、セミナー、キャンペーン、コンテンツなどを通じてパイプラインを創出・加速させる役割を担います。
フィールドマーケティングの主な業務内容|BtoBの場合
ローカルイベント/セミナーの企画・運営
展示会、招待制ミートアップ、ユーザー会などを通じて商談機会を創出します。
営業と連携したアカウントターゲティング
担当エリア・業界・企業ごとに最適な施策を共同で設計・実行していきます。
ローカライズされたキャンペーン実施
日本市場・地域特性に合わせたコンテンツやメッセージを用いて施策を展開します。
ABM(アカウントベースドマーケティング)との連動
主要ターゲット企業向けのカスタム施策をフィールドレベルでの展開もします。
営業チームへの資料提供・商談支援
イベントフォローアップ資料、提案資料テンプレートの作成・共有します。
リード管理・フォロー体制構築
イベント参加者へのナーチャリングシナリオ設計や営業連携を主導していきます。
効果測定と改善提案
各施策のROIをトラッキングし、次回へのフィードバックを明確にする必要があります。
フィールドマーケティングのKPI
施策ごとのリード獲得数・質
イベント参加数、ターゲットアカウントからのリード数、営業評価など。
商談化率・受注率
フィールド施策が営業成果にどう寄与したかを数値で追跡。
営業との連携満足度・活用率
コンテンツやイベントの現場活用度、営業からのフィードバック。
ROI/費用対効果
地域ごと・イベントごとの費用と成果のバランス。
実施数と実行速度
年間に実施した施策数とそのリードタイム。
フィールドマーケティングに求められるスキル・経験
ジュニア(1〜2年):¥5,000,000〜¥7,000,000
中堅(3〜5年):¥7,000,000〜¥10,000,000
シニア(5年以上):¥10,000,000〜¥13,000,000
フィールドマーケティングマネージャー層:¥13,000,000〜¥16,000,000以上
フィールドマーケティングの年収相場|BtoBの場合
営業と連携したマーケティング施策の経験
イベント・セミナー運営スキル(企画〜実行まで)
地域戦略・ターゲティング設計スキル
プロジェクト管理・ベンダー管理能力
キャンペーン分析・レポーティングスキル
ABMやカスタマーイベントとの連動経験(あれば尚可)
英語力(外資系企業では本社との調整に必要)
クロスファンクショナルなコミュニケーション能力
FAQ|フィールドマーケティングに関するよくある質問
Q. フィールドマーケとABMの違いは?
A. ABMは企業単位の施策設計、フィールドは地域・営業部門単位の施策実行に強みがあります。
Q. 実行がメイン?戦略も考える?
A. 両方です。企画力と実行力のバランスが重要です。
Q. 外資系での働き方は?
A. グローバル戦略をもとに、日本市場での最適化と実行を任されるケースが多いです。
Q. 他職種との連携は?
A. 営業・ABM・Demand Gen・イベントチーム・CSなどと常に連携します。
SEOマーケティング
SEO Marketing
SEOマーケティングとは?
SEOマーケティングは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)を通じて、オーガニック(自然検索)経由のウェブトラフィックを増加させる専門領域です。
コンテンツ制作とテクニカルな最適化の両面から、リード獲得・ブランド認知向上に貢献します。
SEOマーケティングの主な業務内容|BtoBの場合
SEO戦略の立案・実行
事業やターゲットに応じたキーワード戦略、サイト構造の最適化、コンテンツ計画を策定。
キーワード調査と競合分析
SEOツールを用いて検索ボリューム、競合性、トレンドなどをもとにターゲットキーワードを選定。
SEOライティングとコンテンツ最適化
タイトル、見出し、メタ情報、構成などを工夫しながら、検索意図に合致する高品質な記事を作成。
テクニカルSEOの実施
サイトスピード、モバイル対応、インデックス最適化、構造化データなどを含む技術的な調整。
被リンク戦略(リンクビルディング)
良質な外部リンクを獲得することでドメインオーソリティを高め、検索順位を強化。
パフォーマンスのモニタリングと改善
GA、GSC、SEOツールを活用し、順位変動や流入数をトラッキングし継続改善。
他チームとの連携
コンテンツ、ウェブ、PR、プロダクトなどと連携し、全体的な検索戦略を整合させる。
SEOマーケティングのKPI・評価指標
オーガニックトラフィック数
自然検索経由での訪問数・セッション数。
検索順位(キーワードランキング)
主要キーワードにおけるGoogleなどでの順位。
クリック率(CTR)と直帰率
検索結果での表示に対するクリック率、訪問後のページ遷移。
コンバージョン率(CVR)
SEO経由の流入がどれだけリードや商談に転換しているか。
被リンク数・ドメイン評価(DR)
外部サイトからのリンク数と質、SEOスコアの向上。
ページのインデックス数・エラー率
検索エンジンに正しく読み込まれているページ数や技術的エラーの有無。
SEOマーケティングの年収相場|BtoBの場合
ジュニア(1〜2年):¥5,000,000〜¥7,000,000
中堅(3〜5年):¥7,000,000〜¥10,000,000
シニア(5年以上):¥10,000,000〜¥13,000,000
SEOリード/マネージャー層:¥13,000,000〜¥15,000,000以上
SEOマーケティング求められるスキル・条件
SEO戦略・ライティングの実務経験
Google Analytics、Search Consoleの活用経験
Ahrefs、SEMRush、Screaming FrogなどのSEOツールの使用経験
HTML、構造化データなど基礎的なテクニカルSEO知識
BtoB領域におけるコンテンツ最適化経験(あれば尚可)
データに基づく仮説検証と改善スキル
英語力(多くのSEOリソースは英語、外資系では海外連携も発生)
コンテンツ、Webチームとの調整能力
FAQ|SEOマーケティングに関するよくある質問
Q. BtoB企業でもSEOは重要ですか?
A. はい。検索からの集客は、信頼性と受注率の高いリード獲得につながります。
Q. BtoCとの違いは?
A. BtoBでは検索意図の複雑さ、専門用語、購入検討期間の長さなどに対応する必要があります。
Q. コンテンツ制作が中心?テクニカル面も必要ですか?
A. 両方が求められます。特にシニア職では戦略設計・テクニカル面の知識も必要です。
Q. 他のマーケ職とどう連携しますか?
A. コンテンツマーケ、Webチーム、PR、オペレーションと密に連携します。
SNSマーケティング
Social Media Marketing
SNSマーケティングとは?
SNSマーケティングは、LinkedIn・X(旧Twitter)・Instagram・Facebook・YouTubeなどのSNSを通じて、ブランド認知、エンゲージメント、トラフィック、リード獲得を促進する役割です。
BtoBにおいては、特にプロフェッショナル層へのリーチと信頼構築が目的となります。
SNSマーケティングの主な業務内容|BtoBの場合
SNS戦略の立案と実行
ブランドトーンやビジネス目標に合ったSNS方針を策定し、各チャネルでの展開をします。
コンテンツの企画・作成・投稿
テキスト・画像・動画などを活用し、定期的に投稿を行います。
カレンダー管理と投稿スケジューリング
月次・週次単位で投稿予定を整理し、キャンペーン連動も考慮して実行していきます。
コミュニティ管理とエンゲージメント対応
コメント返信、フォロワーとの対話、ネガティブ対応などの管理業務も含まれます。
パフォーマンスの分析・改善
リーチ、エンゲージメント率、クリック数、フォロワー増加数などのデータを分析します。
キャンペーン設計と広告運用
有料広告(LinkedIn Ads、Meta Ads等)とオーガニック投稿の組み合わせによるリード獲得も重要です。
社内コラボレーション
コンテンツ、PR、採用、営業、CSチームと連携し、多面的なSNS活用を推進していきます。
SNSマーケティングのKPI・評価指標
インプレッション数/リーチ数
投稿がどれだけ閲覧されたか、どれだけのユニークユーザーに届いたか。
エンゲージメント率
いいね・コメント・シェア・クリックなど、投稿に対する反応の割合。
フォロワー数の推移
各チャネルでのフォロワー増加スピードや質。
SNS経由トラフィックとCVR
ウェブサイトやLPへの誘導とコンバージョンへの貢献度。
有料広告のROAS・CPA
SNS広告の成果と効率。
ブランドへの言及・シェア数
UGC、タグ付け、バイラル拡散などの成果。
SNSマーケティングに求められるスキルや経験
SNS運用経験(BtoB経験があれば尚可)
SNSプラットフォームへの深い理解(LinkedIn、Xなど)
コンテンツ企画・ライティングスキル
画像/動画の基礎編集スキル(Canva, Adobe, CapCutなど)
SNS広告の設定・運用スキル(Meta, LinkedInなど)
KPIモニタリングとレポーティング力
英語力(外資系やグローバルブランドでは必須)
社内ステークホルダーとの調整力
SNSマーケティングの年収相場|BtoB
ジュニア(1〜2年):¥4,500,000〜¥6,500,000
中堅(3〜5年):¥6,500,000〜¥9,000,000
シニア(5年以上):¥9,000,000〜¥12,000,000
ソーシャルメディアマネージャー層:¥12,000,000〜¥14,000,000以上
FAQ|SNSマーケティングに関するよくある質問
Q. BtoBにSNSって本当に必要?
A. 必要です。特にLinkedInなどはプロフェッショナル層との接点を築くうえで有効です。
Q. BtoCとどう違う?
A. エンタメ性よりも「価値ある情報」「信頼性」が重視され、投稿内容もより論理的・専門的です。
Q. SNS担当者は1人で運用する?
A. チーム体制によりますが、コンテンツ・PR・営業・CSと連携しながら進めるケースが一般的です。
Q. 海外本社とのやりとりは発生する?
A. 外資系企業では、グローバルの投稿計画に基づいてローカライズ対応する場合が多いです。
まとめ|あなたに最適なBtoBマーケティングキャリアを見つけよう
BtoBマーケティングは、単なる「広告」や「集客」だけにとどまらず、製品開発・営業支援・顧客維持・ブランディングまで、企業成長のあらゆる場面で重要な役割を果たします。
このガイドで紹介したように、BtoBマーケターには多種多様な専門職が存在します。たとえば…
戦略と収益をドライブする: VP of Marketing や Demand Gen
顧客との信頼関係を深める: Customer Marketing や Community Marketing
製品と市場をつなぐ: Product Marketing や Content Marketing
仕組みを最適化し、チーム全体を支える: Marketing Operations
エリアやアカウントに特化して貢献する: Field Marketing や ABM
認知と影響力を広げる: SEO、Social、PR & Communications
💡ポイントは、「どの領域で貢献したいか」「自分の得意なスキルは何か」を明確にすることです。
マーケティング職での転職などを検討している方はぜひ弊社の転職のプロにご相談してみてください!