Go Global Hub 第6回 イベント紹介〜世界へ羽ばたく準備とは? スタートアップの道標〜
🎯キーポイント
AIによる社会分断が進む近年、スタートアップの革新的ソリューションが人と社会を結びつける新たな原動力になっています。
起業家には、一貫したプロダクト思考に基づく、演繹的な戦略展開が求められます。自社製品の目的や価値を丁寧に分析し、ビジネス展開に必要なキーパーソン・物資・資金・マーケット需要を把握することがポイントです。
また、「プロダクトオーナーシップ」、「傾聴力」、「現地パートナー」、「ニーズ適応力」の4点が求められます。
一口に「海外」と言っても、各国各都市での需要やビジネス価値観は多岐に渡ります。パートナーを交えた事前市場検討が大切です。
オランダ政府からは、起業家への1年間のビザ緩和やネットワーク支援などの日本のスタートアップ誘致活動が実施されています。
リバースピッチでは、国内外のビジネス課題とソリューションが提案されています。皆さんも是非、登壇してみませんか?
皆さん、こんにちは!
スタートアップ事業にご興味のある方はいらっしゃいますか?立ち上げ、出資、連携支援など、様々な視点から事業の発展に携わることができる分野です。
先日都内で「Go Global Hub #6 Global Connector Salon」という起業家と官民の支援者を繋げるミートアップイベントが開催されました。
実はこのイベント、弊社ビルドプラスも後援を務めております。
今回のブログでは、日本語でダイジェスト体験レポートをお届けいたします。
是非、ご一読ください。
Let's get started! :)
🗣️ パネルディスカッションの学び
第6回となる今回は、スタートアップと海外事業展開に関する知見を共有していただきました。
こちらが、今回のゲスト登壇者と講演内容です。
ゲストスピーカーのご紹介
山本知佳氏(クロスビージャパン株式会社 代表): エコシステム視点
メインメッセージ :
“製品価値(プロダクト思考)が起業家の道標"
山本氏からは、起業家の海外進出に向けて4点のポイントをご紹介いただきました。海外進出を成功させるコツは、明確な目的思考を持ち続けることだと言います。
早速みていきましょう!
事業目的:「AIの社会分断 VS ビジネスの社会連携」
近年、政治状況を巡る「国際社会の連鎖関係」が拡大する一方、AIの登場で「人と人との結束力」が薄れつつあります。AIツールを使用することで、活動や思考の自己完結型化・個別化に拍車がかかっていることが大きな要因の一つです。
人同士の結びつきから生じる「技術革新・ソリューション」も例外ではありません。
世の中にないものを想像するスタートアップ事業においては、起業家が「目的意識」をもち、世界各国にまたがるステークホルダーとの連携を意識的に深めていく必要があります。
「プロダクト理念」が、事業推進・マーケット進出・ステークホルダー連携強化の全てにおけるスタートアップの道標となります。
2. 多様性と連携模索:「欧米4都市のビジネス文化」
山本氏が海外の複数拠点で事業を展開する中で、各都市ごとに得られる肌感覚が違っていたと言います。
以下に実例をご紹介いたします。
🇫🇮 ヘルシンキ(フィンランド)のビジネス文化:信頼関係の構築が重要です。長期目標への挑戦をサステナブルに実現していくビジネスモデルになるでしょう。
🇬🇧ロンドン(イギリス)のビジネス文化:既存コミュニティとの関係性やコネクションが重要です。根拠を明示しつつ、ビジネス目標に堅実であることがビジネスモデルとして求められます。
🇺🇸 ニューヨーク(アメリカ)のビジネス文化:スピード重視の文化があります。ビジネスチャンスに乗り遅れない迅速性と大胆さがビジネスモデルのスタンダードです。
🇩🇪 ベルリン(ドイツ)のビジネス文化:多文化共生性が社会の着眼点です。様々なバックグラウンドを持つ人々が試行錯誤を繰り返し、ビジネスの共同制作に乗り出すスタイルが主流です。
各国や都市ごとのマーケット事情を把握し、自社ビジネスへの需要が見出せるかを分析するステップは避けては通れないステップです。
3. スタートアップのビジネスモデル:4つのキーポイント
製品開発やビジネス戦略における4つの項目をご紹介いただきました。
プロダクトオーナーシップ:製品理念や社会的価値が確立できると、自社内で補わなくて良いもの「関係者の協力を仰ぐ点」が明らかになります。
傾聴力:ユーザーフィードバックや協力パートナーの意見・論拠を偏りなく見極めることが大切です。自社製品や戦略に反映すべきエッセンスを撮り逃さないようにしてください。
現地パートナー:ターゲット市場に特化したスペシャリストとの関係は侮れません。深い専門的洞察をもとに、厳しい質問や情報もきちんと提示してくれる現地パートナーは非常に心強い存在になります。
ニーズ適応力:プロダクト理念と市場ニーズを共存させるべく、柔軟な発想や幅広い分析が必要になります。ただし、企業としてのビジョン「社会への一貫したメッセージ性」は忘れないでくださいね。
4. スタートアップのステークホルダー:
スタートアップ事業が海外進出を果たす上では、以下の4役が揃うことが重要です。
スタートアップ:迅速かつ柔軟な対応と業務の試行錯誤(イテレーション)がキーポイントです。
パートナー企業:海外進出を検討・軌道修正する中でのよきアドバイザーです。製品戦略を巡る資金・スケールアップや成功に向けた軌道修正の相談などに欠かせません。
エコシステム:現地の行政や大手企業、スタートアップ推進事業との関係調整など、包括的にビジネスネットワークの構築をサポートしてくれる団体です
現地行政:「監視体制」ではなく「歓迎体制」が得られると良いでしょう。各国ごとに、ビザ緩和・現地コミュニティ関係構築支援なども展開されています。ターゲット地域があれば、是非ともリサーチを!
また、日々の中では、「七転び八起き」の精神が重要だと言います。
続いて、4人のゲストスピーカーによるディスカッションの模様をお届けいたします。
🗣️ パネルディスカッションの学び
今回は、3名のゲストスピーカーが登壇し、スタートアップの海外進出ついての議論が展開されました。
こちらが、ゲスト登壇者と各ディスカッションのテーマです。
ゲストスピーカーのご紹介
山本知佳氏(クロスビージャパン株式会社 代表): エコシステム視点
小田嶋アレックス氏( Start2 Group K.K. 日本代表): パートナー企業視点
Hans Kuijpers氏(オランダ王国大使館 経済部門責任者):海外行政視点
満木 夏子氏(Pivot Tokyo株式会社 取締役):モデレーター
パネルディスカッションのテーマ
🚀 「アジリティ」と海外進出を両立させるポイントとは?
🌏 海外進出までのオススメ準備
🇯🇵 日本の強みとは?
💪 スタートアップ事業へ送る一言
起業家、パートナー企業、受け入れ先の海外行政という、三者三様の視点からの興味深いお話が伺えました。ここからは、各テーマに対する見解をご紹介いたします。
テーマ1 🚀:「アジリティ」と海外進出を両立させるポイントとは?
回答:視点により回答が別れています。
パートナー企業サイド:「ターゲット市場の理解と尊重」です。外国での事業展開では、国内と異なる判断基準や優先順位に触れる場面があります。国外企業の日本参入では、「意思決定」スピード感やプロセスに驚きの声が上がることもあるのだとか…。皆さんも相手を変えようとする前に、知る段階を意識的に挟んでみてください。
エコシステムサイド:起業家として、「事業の目的や段階」を明確にするのが重要です。ゴール前までに足りないものがわかれば、エコシステムを通して最適な人材と交渉に進むことが可能です。
海外行政サイド:オランダ政府では、スタートアップ事業主を対象とした1年間のビザ優遇措置や現地スタートアップコミュニティーとの連携支援によるエコシステム構築を奨励しています。
テーマ2 🌏:海外進出までのオススメ準備
回答:視点により回答が別れています。
パートナー企業サイド:海外マーケットの需要を回収しに行く計画性が重要です。自社ビジネスのニーズや目的を分析することが第一歩です。
※ GDP割合の比較では、全世界における日本のGDPは約4%で、日本全国における埼玉県のGDPとほぼ同じ割合です。海外ビジネスのチャンスは、決して少なくはありません。
エコシステムサイド:起業家としての「ミッション(目的意図)」を明確にしましょう。次に、「相談相手を見極める目」と「マーケティング担当者との入念な擦り合わせ」が重要です。訴求先の策定と市場への効果的な露出効果を検討するのがお勧めです。
※ 国外進出にハードルを感じすぎる必要はありません。実際にヨーロッパなどの陸続きの国では、ビジネスや人材の交流も盛んに行われています。
海外行政サイド:デジタル化推進などスピーディーな業務対応が可能な社内制度を整えておくと、現地行政との協力に役立つでしょう。
テーマ3 🇯🇵:進出先としての日本の強みとは?
回答:視点により回答が別れています。
パートナー企業サイド:日本社会は、「熱しづらく冷めづらい」と表現できます。参入までの時間はかかりますが、信頼関係に基づく長期的なビジネスプランを安定して見据えていける社会構造が大きな魅力になっています。
エコシステムサイド:超高齢社会という日本社会は、医療・保険に関連するスタートアップ事業には、重要なビジネス拠点です。
テーマ4 💪:スタートアップ事業へ送る一言
回答:各登壇者からのメッセージをご紹介いたします。
山本知佳氏:自社製品の社会的価値(既存課題へのソリューション性)を明確に持ち続けてください。そして、ターゲット市場でのコネクションやサプライチェーン展開におけるキーパーソンを見極めてください。
小田嶋アレックス氏:海外市場展開前の評価・リサーチを忘れないでください。長期的な成功には変えられない自社投資になります。
Hans Kuijpers氏:オランダ王国も日本のスタートアップ事業の皆さんを歓迎します。どうぞお越しください。
いかがでしたか?
スタートアップを取り巻く全体像や実際のエネルギーを肌で感じてみたい方は、是非とも次回の参加をご検討ください。Go Globalの最終回となります。(2月17日開催済み)来季のご参加を是非、お待ちしております!
ここからは、リバースピッチの模様をお届けいたします!
💡 リバースピッチ&解決策提示
本イベントで2回目となる「リバースピッチ」。言うなれば、オーディエンスが講演者に知見を提供する「お悩み相談会」です。では、今回の実施内容をさらっとご紹介いたします。
まずは、リバースピッチの流れをご紹介いたします。
各登壇者が3分内で自社の悩みや事業紹介を実施
その後、オーディエンスが4分間で打開案を共有
次の登壇者に交代
スタートアップ事業、VC、行政側など多方面からのお悩み相談が展開されました。登壇者の方の傾向は、以下の通りです。
業界・所属:スタートアップ(フェムテック、アドテック、サイバーテック)、行政(オランダ大使館)
登壇者の国籍:国内外やポジションも様々です。
事業段階:海外進出をとげたスタートアップ企業、アカデミア、日本参入を検討中の海外企業まで多岐に渡ります。
相談結果:多彩なオーディエンスからの多角的なアイディアやオファー、ビジネスを進める上でのオススメ情報まで飛び交っていました。提案に使われたログはこちらからご覧いただけます。
留意点
今回のリバースピッチでは、「LinkedIn(リンクトイン)」というビジネス版のFacebookアプリを使用しています。まだアカウントのない方は、この機会に是非!国内外のビジネス動向をタイムリーに把握できますよ。🌏
🙌 まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回、Go Global Hubの第7回が本イベントの最終回です。(2月17日開催済み)。
主催団体である一般社団法人Startup Lady協会では、来年度以降もイベントを計画しているとのことです。
このブログが、スタートアップ事業に携わる皆様のお役に立てますと幸いです。
弊社では、業界交流イベントやチームビルディング、転職についての情報発信を日英両言語で行っております。お楽しみに!
💪 未来はここから!
都内のIT業界のポジションやチームビルディングにご興味がある方は、是非こちらのリンクよりお問い合わせください。
企業と人のマッチングを全力でサポートいたします!