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英語でCVを書く時の5つの注意点

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英語CVを書くときの注意点5つ

英語でのCV作成は、日本の職務経歴書とは異なる視点が求められます。そもそも、履歴書の構成自体も日本とはかなり異なり、作成時は困惑する方も少なくないです。

特に外資系企業や海外の採用担当者は、応募者のスキルや実績を明確に、簡潔に伝えることを重視します。今回は、数々の英語CVを見てきたBuild+(ビルドプラス)の転職エージェントたちから知恵を借り、求職者のみなさまが気をつけるべきことを5つピックアップし、解説していきます。

CVの基本構成とフォーマット

日本でいう履歴書・職務経歴書は多くの場合、CV、レジュメ(resume)などと呼ばれています。

まず5つの注意点を解説す前に、大まかに英語のCVはどのように構成されているかを把握する必要があります。以下を読み進めることでわかると思いますが、英語のCVはかなり日本の履歴・職務経歴書と異なります。

多くの場合は以下セクションで構成されていることが多いです。

必須セクションとその内容:

Personal Information(基本情報):名前、連絡先(住所は不要な場合が多い)

Professional Summary(職務要約):キャリアの概要を簡潔にまとめる(3〜5行)

Work Experience(職務経歴):実績を数値や成果ベースで記述する(STARメソッドの活用)

Education(学歴):学位や専攻、取得年を簡潔に記述

Skills(スキル):職務に関連するスキルや資格を記載

Optional Sections(オプション):Certifications(資格)、Languages(言語)、Projects(プロジェクト)など

フォーマットのポイント

  • A4 1〜2ページにまとめる

  • 箇条書きを活用し、簡潔で読みやすくする

  • フォントはシンプルに(Arial, Calibri, Times New Roman など)

英語CVを書くときの注意点5つ

1. アクションワードを使う

英語CVでは、単に「○○を担当した」と記載するだけではなく、「○○を主導し、成果を上げた」といった表現が求められます。これは、採用担当者が応募者の主体性やリーダーシップを評価するためです。

✅ 例:

  • ❌NG: 「Responsible for project management」

  • ✅OK: 「Led a cross-functional team to successfully deliver a project 2 months ahead of schedule」

→ 「Responsible for」よりも「Led」「Managed」「Implemented」などの動詞を使うと、主体性や成果を強調できる。

その他の強いアクションワードの例:

  • Achieved(達成した)

  • Developed(開発した)

  • Executed(実行した)

  • Optimized(最適化した)

  • Transformed(改革した)

ワンポイントアドバイス:英語CVでは「受動態(was responsible for)」ではなく、「能動態(led, developed)」で書くことが鉄則です。自分がどのように貢献したかを明確に伝えましょう。

2. 実績を数値で示す

英語CVでは、単に「改善した」「成功した」と書くだけではなく、どれくらいの成果があったのかを数値で示すことが重要です。

✅ 例:

  • ❌NG: 「Improved sales performance」

  • ✅OK: 「Increased sales revenue by 25% within six months by implementing a new customer retention strategy」

なぜ数値が重要なのか? 採用担当者は、応募者の成果を客観的に評価したいと考えています。数値を明記することで、あなたの貢献度がより具体的に伝わり、説得力が増します。

実績の数値化の例:

  • 売上: 「Increased revenue by 40% within one year」

  • コスト削減: 「Reduced operational costs by 15% through process optimization」

  • 業務効率化: 「Decreased production time by 30% by introducing a new workflow system」

ワンポイントアドバイス:「どのようなアクションを取った結果、どのくらいの成果があったのか?」を明確にしましょう。

3. 簡潔に、ポイントを絞る

英語のCVは 長すぎると逆効果 です。1ページ(最大でも2ページ)に収め、簡潔で明確 な表現を心がけましょう。

✅ ポイント:

  • 1つの職歴につき、3〜5つの実績に絞る

  • 1文は15〜20語以内にまとめる

  • 「I」「My」などの主語は省略(英語CVでは暗黙の了解)

❌NG:

I was responsible for managing a team of 10 members, overseeing project development, and ensuring timely delivery while maintaining high customer satisfaction.

✅OK:

Managed a 10-member team, delivered projects on time, and increased customer satisfaction by 20%.

ワンポイントアドバイス:「少ない言葉で最大のインパクトを与える」 を意識すると、読み手に伝わりやすくなります。

4. 日本独特の表現や情報を削る

日本の履歴書とは違い、英語CVでは「過程」よりも「結果」にフォーカスします。また、不要な情報を削る ことも重要です。

✅ 不要な情報:

  • 顔写真

  • 生年月日

  • 性別

  • 住所(国や都市名程度でOK)

✅ 表現の違い:

  • ❌NG: 「Worked hard to improve customer satisfaction」

  • ✅OK: 「Implemented a new feedback system, increasing customer satisfaction scores by 30%」

ワンポイントアドバイス:「努力しました」ではなく、「どのような施策を実行し、どんな成果を出したか?」を明確にしましょう。

5. 文法・スペルミスをゼロにする

最後に、文法やスペルのミスがあると評価が大きく下がる ため、必ずチェックしましょう。

✅ ミスを防ぐ方法:

  • Grammarly などのツールを活用

  • ネイティブや英語に強い友人にレビューしてもらう

  • 声に出して読んでみる(意外とミスに気づきやすい)

よくあるミス:

  • 動詞の時制がバラバラ(過去の経験は過去形に統一)

  • 冠詞(a, an, the)の使い方

  • 単語のスペルミス(e.g., “definately” → “definitely”)

ワンポイントアドバイス:小さなミスでも「注意が足りない」と判断されることがあります。必ず最終チェックを行いましょう!

最後に

英語のCVは、ただ英訳するのではなく「成果重視・簡潔・論理的」に書くのがポイント!
✔ 強いアクションワードを使う
✔ 実績を数値で示す
✔ 簡潔にまとめる
✔ 日本特有の表現を避ける
✔ 文法・スペルミスをなくす

この5つを意識すれば、採用担当者に伝わりやすい魅力的なCVになります。
ぜひ試してみてください!💡

CV作成時でのお悩み、転職活動でのお悩みなどあれば、気軽にBuild+(ビルドプラス・旧Wahl+Case)までお問い合わせください!


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